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一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

家計簿をつけ始めたら金銭感覚が変わったお話し

男が家計簿を付けるなんて、女々しいと思われるかもしれません。私もそう思っていました。

しかし、いざ家計簿をつけ始めると、金銭感覚がガラっと変わる事が分かりました。私のように浪費癖のある人は、家計簿を付ける習慣が是非オススメです。自分のお金ですから、きちんと流れを把握することは大切なことだと思います。

 

 

一人暮らし3回目、はじめての”まともな”家計簿

私の一人暮らし歴は、学生時代に1回、社会人になって今が2回目、計3回目です。

 

特にこれまで、家計簿を付けなくても、お金は勝手に貯まっていくので収支状況に興味を持った事はありませんでした。

しかし2回目の一人暮らしが終わり、実家生活に戻った頃より、諸々ストレス(割愛)があり、浪費癖が目立ってきました。それでも実家だったので何とかなっていましたが、再び一人暮らしになってからは、そういう訳にも行きませんでした。

浪費癖にテコ入れをした際に、大きな出費も後になったら何に使ったのか覚えていない、というのが自分の金銭感覚に対する課題でした。そこで、まずはお金の出入りをキチンと把握しようと、はじめた習慣が家計簿でした。

 

手書きすることが大切。スマホの家計簿アプリは飽くまでサブ 

ちなみに、家計簿は手書きです。

 

手書きで明細を記入して、手計算(電卓など)で残高を弾くことで、お金の流れの感覚が身につきます。感覚という抽象的な表現になってしまいますが、これは実践してみないと分からないことだと思います。

少なくとも、過去何度か家計簿アプリだけで習慣化を目指しましたが、ダメでした。挫折した理由は分かりませんが、いわゆるお金の流れの感覚は、ありませんでした。今でもスマホの家計簿アプリを併用して利用していますが、家計簿としては立ち位置は飽くまでサブの扱いです。

 

誰もがスマートフォンを手にする世の中、手書きなんて非効率的、なんて思っていましたが、手書きする事こそが大切です。一時期ライフハックなるものにハマり、アナログアレルギーになっていた時期がありましたが、アナログもテクノロジーも、お互いの利点を活かし、弱点を補うことで真価を発揮する、というのが今の考えです。ハイブリッドセオリーです。

 

ただし、この考えは人に依ると思うので、「本は電子書籍派」というタイプの人は、スマホアプリやオフィスソフトなどで完結した方いいと思います。合わないものを無理やり続けることは、かえってストレスになり、続きません。

 

家計簿の選びかた

消耗品であり、いっぱい書き込みします(後述)ので、できるだけ安いものを選ぶべきです。

サイズは大きすぎず、小さすぎず。見開きで使用できると、書込する時や後から見返す時の視認性が良いものがベストです。

 

私がダントツでオススメするのは、無印良品の家計簿。


再生紙ノート・家計簿 A5・32枚 | 無印良品ネットストア

シンプルで自由度が高く、一度家計簿をつけ始めると、ずっと書き続けたくなります。しかも税込み100円という超良心的なお値段。税込み価格なので、ちゃっかり100円均一より安いです。

 

ちなみに、絶対に買ってはいけないと思うのは、「〜円貯める家計簿」という代物です。

まず、消耗品なのに高い。貯金する目的の家計簿に、初期投資は不要です。

そして、諸々ルールが書かれていてめんどくさい。自分のお金なんだから、記帳ルールは自分で作るべきです。

 

家計簿をつけるためにやっていること。

まず、買い物をした時に必ず家計簿アプリで金額を入力しています。お店から必ずレシートをもらえば事足りるかもしれませんが、宴会の会費など、レシートが手に入らない事もありますので、即時とは言わずとも習慣にすると吉だと思います。

 

スマホはiPhoneを使っていて、おカネレコという家計簿アプリを使用しています。起動から素早く入力する事ができるので非常に重宝しています。これまで、様々な家計簿アプリを試してきましたが、今のところ、これが一番です。(Android版もあるようです)

2秒家計簿

2秒家計簿"おカネレコ"

  • Smart Idea inc.
  • ファイナンス
  • 無料

一点だけ残念なのは、無料版だと広告が下部に挿入されていて、誤タッチした際にブラウザに推移し、素早い入力の妨げとなるので、可能であればプレミアム版(有料/400円)がオススメです。

 

家計簿の書きかた

1日の終わりのタイミング(私は会社から帰ってきて、もう外には出ないなと思った時にやっています)で財布からレシートを引っ張り出し、家計簿アプリの明細リストを見て、手書き用の家計簿に1明細単位(レシート1枚単位)で科目別に振り分けながら手書きし、都度残高も算出します。

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費用科目は「食費/生活用品費/光熱費/交通費/その他」、の大きく分けて5つに振り分けています。(社員食堂がSuicaで支払うシステムため、一番右はSuicaの残高欄になっています。通常残高欄は、手持ちの現金。)

 

1日で大量に買い物をした時は、結構手間な作業になります。しかし、後から家計簿を見た時に、「いっぱいお金を使ってしまった。」という事がパッと見で分かるようになるので、細かくとも大切な作業です。

 

そして、全て書き終わった時に、財布のお金と残高を突き合わせします。もしこの時に、お金の方が少ない場合は「その他」に計上して残高を調整、逆にお金が多い時は収入欄に金額を書き込んで、残高を調整しています。

 

家計簿ノートを1ページ消費した時は、各科目毎に小計を取り、次のページへ繰越記帳します。当然、小計も電卓でカチカチと弾き出す訳ですが、日次の残高計算に慣れれば大した作業ではありません。

 

まとめ

家計簿を毎日つけるようになって良かったことは、冒頭に書いた”お金の流れの感覚”が身に付いたことです。言葉では言い表しにくいのですが、例えば、

 

「この前お金を使いすぎたと思ったのに、今日のちょっとした買い物の方がお金を使っている。」

 

「今日のご飯は美味しかったけれども高かった。けれども、あの時衝動買いで使ったお金であと何回、食事ができただろう。」

 

というような感覚です。

家計簿は、ただ単に家計を切り詰めるのではありません。家計簿をつける事で、本当に価値あるものと、そうでないものが、きっと見えてきます。

 

私の家計簿の書き方と、ルールについての記事はこちらをご参照下さい。

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