アイスハート

一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

名残惜しいけど愛車のプリウスを手放し、お別れしました。

f:id:maegamix:20141212113238j:plain

田舎では家→薬局→スーパーなど、生活するために車は一種の必需品でした。
 
そんな土地に生まれ育ち、18歳で免許を取り、20歳からずっと車に乗り続けてきたため、今年からはじめた都会暮らしで車が必要か否かずっと悩み続けましたが、先日実家に帰省した際、ついに愛車だったプリウスを手放しました。 
 

自動車を維持することへの雑感

5年落ちのプリウス

手放したのは、現行の型式(DAA-ZVW30)になったばかりの頃のプリウスで、病気で車に乗れなくなった父から受け継いだものでした。
 
それまで軽自動車に乗っていたため、初めて運転をした時は車体がとても大きく感じ、狭い田舎道では随分不安に思いつつも、やっと普通車に乗れる、人並みのステータスになった、という優越感も有りました。(車両自体はいただき物でしたが。)
 

時代の流れと、車に対する考え方の変化

「新車で買って3年後の車検が来る前に、次の新車に乗り換える事ができて、初めて一人前」、という言葉が私の祖父の言葉だった様です。(祖父は私が生まれる前に亡くなっているのでどんな人だったかは直接は知りません。)
 
父もそんな祖父に育てられたからか、働き盛りの30〜40代くらいの頃は、それなりの頻度で車の乗り換えを行っていたそうです。 
「だそうです」という表現を敢えて使ったのは、私が遅生まれだからで、私の物心の付いた頃には父は定年間近の歳で、車は10年乗らないと次は買わない、というスタンスに変化していました。そして、近年の口癖は「車はレンタカーで十分」です。
 

現代で車を維持するということ

「若者が車に興味を示さない」とか「車が売れない」などと自動車メーカーが嘆く理由はよく分かりません。自動車メーカーへの反論として、「老人が若者から搾取をする社会が悪い」とか「給料が上がらないから」などは良く聞くお話しですが、私にはそれもよく分かりません。
 

そんな難しい話しじゃなく、純粋に必要が無いものにお金をかけるのは損でしかないため、手放すわけです。

※車は一人暮らしをしている川崎には持ってこず、実家に置きっぱなしでした。
 

車を買い取りに出して分かったこと。

1.次の車検までの期間が買い取り金額に反映される

今年の9月頃に車検を受けたばかりで、車検を通した事が売りたい気持ちのブレーキになっていたのですが、次の車検までの期間に応じて買取額が上乗せされました。

車検の際の支出の80%くらいの金額が上乗せされました。

2.ディーラオプションには大した価値が無い

天井にソーラー発電やカーナビのディーラーオプションが付いていたので、オプションの付加価値による上乗せを期待していたのですが、買取金額の総額の1割にも満たない程度でした。

特にカーナビは、業者いわく、こうしている間にもどんどん地図の情報が古くなっていくため、殆ど価値が無いとのことでした。

3.人気の車種はやはり買い取り価格が高い

具体的な金額の記載は避けますが、大体これくらいだろうと思い描いていた金額の1.5倍くらいの買取価格が付きました。

最初にいくら位と思うか買取業者から聞かれたため、足元を見られないよう強気に答えて牽制したところ、その通りの買い取り価格が提示されました。思わず策略かと逆に疑ってしまったほどです。

後から正直に「思ったより高く売れるんですね。」と聞いてみたところ、プリウスは人気の車種らしく、5年落ちでも市場の買取価格が高い、とのことでした。逆に不人気車種だと、5年落ちぐらいになってくると、人気車種とビックリするぐらいの差がついてくるそうです。

4.任意保険の返戻金がある

車にかけていた保険を、売りに出したその日に解約手続きに入ったところ、解約の返戻金がありました。車両保険をかけていたため、それなりの費用を保険会社に払っていたのですが、だいたい支払った保険代のうち、30%くらいが戻ってきました。

知人の切り盛りしている保険代理店で加入した自動車保険だったので、悪いようにはされないだろうと、特に保険の説明書やパンフレット等を読んでいなかったのですが、思わぬ返金があり、少し早いお年玉をもらったような気分になりました。(もうとっくに、そんな歳じゃありませんが。)

まとめと反省

プリウスは免許を取ってから2台目に乗った車で、それより以前に乗っていた軽自動車は家族に譲ったため、車の売却は初めてでした。

田舎に戻る時が来れば、また買うかもしれませんし、買わないかもしれませんし、今後一切の車は買わない、とまでは現時点では考えていません。

とはいえ、大きなランニングコストがひとつ減ったため、気持ちもスッキリしました。

ただ、後からネットで色々試しに査定をしてみたところ、市場の平均かそれより若干少ない額での買取だったことが分かり、もう少し慎重にことを運べば良かったと反省しています。

査定するだけなら無料(=タダ)な訳ですし、1円でも高い値段で売りに出したかったのが、今となっては正直な気持ちです。

© 2014-2020 アイスハート by 夜