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飾って癒やされる、おすすめのインテリア観葉植物ランキングベスト15

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観葉植物というやつに、どうしてここまで心が惹かれるのか分かりません。

普段中々目にしない独特な葉やその姿が目にとまるからか、あるいは都会生活では緑をあまり目にしないからかもしれません。

現在28歳の私ですが、小学校低学年の頃くらいから様々な観葉植物を買い育てていますので、かれこれこの道20年ほどになります。

(就職活動の過程で、とある有名な植物園に就職しようとして書類選考落ちした事だけは口が裂けても言えません。)

これからの暖かい季節がやってくると、きっと沢山の観葉植物に出会えると思います。ここでは私が実際に育てて、人におすすめできる観葉植物を個人的に15種類ほど選んでみました。

おすすめの前提条件について

下記、前提を総合的に勘案して、個人的におすすめの植物を紹介します。

1.なるべく市場に出回っている植物から選択

せっかく紹介させて頂いても、個人売買が主流で、一般的に買えないような観葉植物は除きます。

これは、私が趣味で育てていると言っても、個人売買にまでは手を出したことが無いからで、そういった種類はおおむね育てにくいというのが私感だからです。

中には珍種もありますが、売っているところには普通に売っているものです。

2.初心者でも育てやすい植物から選択

世の中には管理が極めて困難な植物、例えば高山植物の類の植物も存在します。(これは、そもそもここで紹介する観葉植物とはまたジャンルが異なると思います。)

私もそこまで手を出したことがありませんし、育てにくい植物ですと育てる楽しみよりも管理する苦しみのほうが大きいと思います。

3.一人暮らしでも管理できる植物から選択

一人暮らしで育てられる植物から選択します。

ただし、当然に植物は生体なので、全く管理をしなくて良い植物なんて存在しません。

単なるインテリアとして置いておきたいのであれば、フェイクグリーンの方をおすすめします。

ただし、フェイクグリーンはいくら精巧にできていても、本物の美しさには到底敵いません。

4.成長を楽しめる植物から選択

観葉植物を育てる醍醐味は、その美しさもさることながら、やはり生体ですので成長を楽しむのが第一だと思います。

植物の中には、数年単位でしか成長を実感できない植物(例えば、サボテン等)がありますが、そういった成長が飛び抜けて遅い植物は除きます。

5.インテリア性の高い植物から選択

園芸分類が観葉植物であっても、インテリア性の低い種類の植物も存在します。

ただ、それは個人のさじ加減ひとつで変わってしまう物なので、何とも言えませんが、良くも悪くも、なるべく特徴ある観葉植物から選択します。

ランキング15

【第15位】パキラ

項目 所感/備考
サイズ 中型〜大型
園芸分類 パン科
育成レベル 初心者向け
市場価格 1,000〜10,000円
流通量 とても多い
ひとこと 星状葉

私が観葉植物に興味を持つキッカケとなった観葉植物。

原産地では、我々が普段目にする街路樹以上にまで育つ高木です。

幹をネジネジに仕立てられた鉢や、幹を途中で切って新芽がたくさん出るように仕立てられた鉢など、オフィスやカフェなどでもよく見かける植物。

特徴的な葉のカタチをしているので、小型でもその姿を楽しむことができます。

【参考】

【第14位】スパティフィラム

項目 所感/備考
サイズ 小型〜中型
園芸分類 サトイモ科
育成レベル 初心者向け
市場価格 2,000〜5,000円
流通量 多い
ひとこと 日陰の花

濃淡な緑の葉と対照的な白い花を楽しむ中型の観葉植物。

日陰に強く、あまり光の入らない室内でも花を咲かせます。

植物なのに日陰に強いというよりも、むしろ日当たりが苦手なので、日照条件の悪い部屋などに最適です。

【参考】

【第13位】テーブルヤシ

項目 所感/備考
サイズ 小型〜中型
園芸分類 ヤシ科
育成レベル 初心者向け
市場価格 1,000〜5,000円
流通量 多い
ひとこと 箱庭南国

その名の通り、数あるヤシの中でも小ぶりで、テーブルなどにも置ける日本にジャストサイズなヤシ。

ヤシなのに気軽に室内に置けるサイズが魅力的ですが、上手に育てると大人の腰の高さくらいまで成長します。

最近では、100円均一でも超小型のテーブルヤシが売られている事があります。

【参考】

【第12位】サラセニア

Sarracenia minibogs

項目 所感/備考
サイズ 小型〜中型
園芸分類 食中植物
育成レベル 初心者〜中級者向け
市場価格 1,000〜5,000円
流通量 夏場は多い
ひとこと 空想の世界に出てきそう

生きるために、落とし穴で虫を捕える、という選択をした食虫植物。

観葉植物というジャンルに分類するか悩みましたが、特徴的な葉のカタチには間違いありませんので、”観葉”植物として。

食虫植物というと、冬場に差し掛かると枯れてしまい、普通に育てて年中通して楽しむのは困難な事が多いと思っていたのですが、このサラセニアに関しては耐寒性も高く、屋外でも育てられます・・・というか屋外で育てる事をおすすめします。

室内では窓辺であっても光量が不足したり、風通しが悪かったりで弱りがちです。

観葉植物のオフシーズンである冬季は入手困難ですが、夏場になるとサラセニアに限らず、食虫植物の流通が盛んになるため、狙い目は夏場です。

【参考】

【第11位】アイビー(ヘデラ)

項目 所感/備考
サイズ 小型
園芸分類 ツタ植物
育成レベル 超初心者向け
市場価格 100〜2,000円
流通量 とても多い
ひとこと ひ弱に見えて強い

楓のような特徴的な形の葉をした小型のツタ植物。

日本でも、誰も住まなくなった廃屋をよく侵食している姿が見られます。(大型の葉をしたものはヘデラという別の種類です)

群生していると異様に見えますが、観葉植物として売られているアイビーは、淡い葉色で一見ひ弱そうに見えますが、廃屋を侵食する生命力はそのままなので、非常に頑丈な観葉植物と言えます。

【参考】

【第10位】サンスベリア(トラノオ)

項目 所感/備考
サイズ 中型
園芸分類 多肉植物
育成レベル 中級者向け
市場価格 100〜4,000円
流通量 多い
ひとこと 乾燥に強い

一斉を風靡した小型〜中型の多肉観葉植物。

空気を綺麗にする植物、ということで一時大ブームになりましたが、現在は100円均一でも苗の購入ができます。

春から夏にかけて、竹の子が生える様に大繁殖しますが、寒さにはめっぽう弱く、特に冬場は水やりすら厳禁です。

【参考】

【第9位】フィロデンドロン・セローム

項目 所感/備考
サイズ 中型〜大型
園芸分類 サトイモ科
育成レベル 初心者〜中級者向け
市場価格 700〜20,000円
流通量 普通
ひとこと 男らしい

葉を伸ばす度に、古い葉が枯れ落ちていくのですが、葉が落ちた後にむき出しとなる隆々とした幹が魅力的な男らしい観葉植物です。

大型の個体のインパクトは中々のもので、植物園で見ても圧巻されます。

小型の個体も、この種の特徴である、目のような茎が観葉できます。

【参考】

【第8位】アスプレニウム(オオタニワタリ)

項目 所感/備考
サイズ 小型〜中型
園芸分類 シダ植物
育成レベル 初心者向け
市場価格 700〜2,000円
流通量 普通
ひとこと 地上の海藻

地上に自生する海藻の様な姿カタチをしたシダ植物。

最近は新種が店頭に並んでいるのもよく見かけますが、どれもやはり海藻の様な姿をしています。

日本でも、比較的温暖な地方では自生している姿が見られ、地域によっては天ぷらにして食すようです。

【参考】

【第7位】ウスネオイデス(スパニッシュモス)

項目 所感/備考
サイズ 超小型
園芸分類 エアープランツ
育成レベル 初心者〜中級者向け
市場価格 700〜2,000円
流通量 少ない
ひとこと 限りなく白に近いグリーン

写真の樹の幹から垂れている白いモノがウスネオイデス(スパニッシュモス)です。

根を持たないエアプランツの一種で、自生する現地では増え過ぎるので、郵便物の衝撃緩和材に使われたりするそうです。(かわいそう)

エアプランツは成長が非常に遅いのですが、このウスネオイデス(スパニッシュモス)はそういった枠組みの中では例外的な早さで成長します。

その分、通常のエアプランツとは異なり、水浴びを非常に好みますので、可能な限り毎日霧吹きでの水やり、もしくは水へ短時間漬けるソーキングが必須となります。

現在、一人暮らしの部屋で育てているのですが、去年の夏頃に購入して半年程度で倍近くにまで増えました。

【参考】

【第6位】アジアンタム

項目 所感/備考
サイズ 小型
園芸分類 シダ植物
育成レベル 中級者向け
市場価格 700〜3,000円
流通量 多い
ひとこと 繊細

小ぶりで薄い葉が美しい、非常に繊細なシダ植物です。

乾燥に弱く、日光にも弱い、まるで日陰の女性です。

シダ植物らしい儚げな姿から、育成難易度は少し高めですが、うまく育成して大きく育った時の嬉しさはなんとも言えないものです。

【参考】

【第5位】フィカスプミラ

項目 所感/備考
サイズ 小型
園芸分類 ツタ植物
育成レベル 初心者向け
市場価格 100〜1,000円
流通量 とても多い
ひとこと 可愛い

日本の庭で自生しているのも珍しくない植物です。

ツタ状に伸びる植物で、日本の屋外で自生している姿も珍しくなく、手入れを怠ると、あっという間壁が侵食されます。

しかし、この小ぶり可愛らしい葉っぱ(とりわけ、班入りの種)が北欧風インテリアとよくマッチし、女性の部屋の窓辺などにそっと置いておきたくなります。

流通量も多いので、最も手に入りやすい観葉植物の1つでもあります。

【参考】

【第4位】ワイヤープランツ

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項目 所感/備考
サイズ 小型
園芸分類 ツタ植物
育成レベル 初心者向け
市場価格 100〜1,000円
流通量 とても多い
ひとこと 可愛い

針金の様に細い茎に、つぶらに生え誇る丸い葉が特徴的な植物。

寄せ植えなどでは、根本を彩る植物としてよく利用されます。

繊細な見た目と裏腹に、寒さに非常に強く、よっぽど寒くない限り冬でも屋外で栽培が可能です。

ただし、その繊細な葉と茎から分かるように、水やりを少しでも怠るとあっという間に水切れを起こし、枯れてしまいます。

強いのか弱いのか、微妙ですが、光量と水やりに気を使い育てると、大量に繁殖するので小さい観葉植物ながらもその姿は圧巻です。

こちらの観葉植物も流通量が多いので、季節を問わず、お手頃な価格で簡単に手に入ります。

【参考】

【第3位】モンステラ

項目 所感/備考
サイズ 中型〜中型
園芸分類 ツタ植物
育成レベル 初心者向け
市場価格 700〜10,000円
流通量 多い
ひとこと 通な観葉植物

大きな葉っぱに大きな切れ込みが特徴です。

その名にふさわしく、まさにモンスターのように巨大なツタ植物で、一般的な品種でも適量な光量と水があれば日本の環境でも、春から夏にかけてあっという間に巨大化します。

部屋にモンステラを置くだけで、一気に部屋がエキゾチックな雰囲気に早変わりします。

成長するにつれて多くの場合、古い葉は枯れ落ちるのですが、縦横無尽に水や壁面を求めて伸び散らかすむき出しの根も、また見どころです。

また、『ヒメモンステラ』という小型種も存在しており、あまり巨大化する観葉植物がお好きでない方には、こちらがオススメです。

【参考】

【第2位】ポトス

項目 所感/備考
サイズ 小型〜中型
園芸分類 ツタ植物
育成レベル 超初心者向け
市場価格 100〜5,000円
流通量 とても多い
ひとこと 大定番

誰もが一度は目にした事があるであろう、観葉植物の大定番。

同じ品種でも、育て方によって大型になったり、一生小型のままだったり、シンプルながらもユニークなツタ植物です。

私の実家には、ツタを伸ばして20年以上も生きながらえているポトスがあります。

安くて、綺麗で、成長が早く、管理しやすい。観葉植物を育てたことの無い人には、まずポトスをおすすめします。

ちなみに、当ブログの旧名であった『テルノシャングリラ』とは、このポトスの突然変異種の名前でした。

【参考】

【第1位】ビカクシダ(コウモリラン)

項目 所感/備考
サイズ 小型〜大型
園芸分類 シダ植物
育成レベル 中級〜上級者向け
市場価格 700〜10,000円
流通量 少ない
ひとこと 化け物

原産地では、不気味で優雅に樹木の幹に張り付き自生しています。

まるで深海魚のように、特徴的なかたちへ進化した植物。生き物の進化は不思議です。

知る人ぞ知る、小型〜大型のシダ観葉植物。部屋を訪れた人には、まずその浮世離れをした姿に驚かれます。

特徴的なその姿が、まるで鹿の角の様だから「麋角羊歯(ビカクシダ)」または、コウモリのようだから「コウモリラン」と呼ばれています。

非常にイビツなカタチをしたシダ植物で、多様な種類が存在し、マニアも多い植物です。(私もその末端構成員であります。)

特に大型の個体や珍種については、高額で取引がされています。

流通量はマチマチで、数年前には大流通していましたが、近年は有るところには有るけれど、無いところにはずっと無いという感覚です。

現在は小ぶりなものを、苔玉の様に吊り下げて育てていますが、以前は巨大なビカクシダを育てていました。(実家に預けたところ、残念がら管理をおざなりにされて枯れてしまいました。)

どう感じるかは人次第ではありますが、言葉では言い表しがたい所有感のある植物です。

【参考】

おまけ

観葉植物は実店舗で買うのがおすすめ

ホームセンターの園芸コーナー、もしくは園芸センターで買えます。

もちろんamazonや楽天市場などのネットショップでも買えますが、私の感覚で言うとネットショップの観葉植物はかなり割高の価格設定になっています。ホームセンターで買える値段の倍なんてザラです。

これは、本や家電と違い、植物は生体であることに起因するのだと思います。

また、ネット販売の中でも個人からネットで売買するという手もありますが、様々なリスクやトラブルが予見できますので、よほどの珍種を求めるわけでなければ避けるべきです。

探索も兼ねてホームセンターでの購入をおすすめします。

寄せ植えは避けるべき

様々な植物が寄せ植えにされた鉢は、インテリアとして非常に優れています。

しかし、それぞれが異なる環境を好む植物同士でまとめられているケースが多いため、初心者の人ほど観葉植物の寄せ植えは避けるべきです。

寄せ植えのうち、1種でも枯れてしまうとインテリア性もかえってマイナスで、分割して育てるにも根が絡まり合ってしまい、なんとか引き離したものの全滅、なんてことも珍しくありません。

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