システム手帳と言えば、「使いにくい」「難しそう」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。私もきちんと使いはじめるまではそうでした。
しかしシステム手帳は、リフィルの組み合わせ次第で、簡単に自分だけの手帳が作れます。今ではこれほど便利で楽しい手帳は無いと思っています。
今回は、そんな私のシステム手帳を、便利に活用するために行っているリフィル追加による、特に難しいことはしていないカスタマイズ内容のご紹介です。
【2016/10/10追記】
最新版のカスタマイズ事情の記事を書きましたので、よろしければ併せてご参照ください。
のシステム手帳のカスタマイズ内容と便利な小物を全部公開します
使用しているバインダー
全ての基礎となるバインダー。手帳自体の使い心地を大きく左右しますので、最初の選択は重要です。
おすすめはバイブルサイズで、なるべくリングは大きいもの。この大きさのシステム手帳であれば、ポケットに入れて持ち運ぶことはありませんし、中途半端なリングサイズは拡張性に乏しいのでオススメしません。
素材は、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも違和感の無い、シンプルで飽きのこない革製が無難です。
なお、ZIP開閉式のファスナータイプは上級者向けと考えます。ですので、最初は普通のバインダーからの選択をおすすめ致します。
私の愛用しているバインダーは、ダヴィンチ(レイメイ藤井)のスタンダードシリーズのリングが24mmサイズのもの。リングサイズが大きく、複数種類のリフィルを使用すると、ハンディバイブルくらいの大きさです。(*本記事の執筆時点のバインダーです。今でもシステム手帳ですが、別のバインダーを愛用しています。)
書き込みに使用している筆記用具
基本は、バインダーのペンホルダーに刺している4色ボールペンで書き込みます。
以前は、ジェットストリームの4色+シャーペンのマルチペンを使用していましたが、ペンホルダーから出し入れするとき、グリップが微妙に引っかかるのがストレスだったため、現在は細身な4色ボールペンのLAMY2000(L401)を利用しています。(標準装備のボールペンリフィルは、書き味が微妙だったため、ジェットストリームの物に交換済みです)
4色ボールペンは以下のルールで、仕事とプライベートの両方を同じスケジュール帳へ色を使い分けて書き込んでいます。
- 黒…形式的な会議、さほど重要ではないイベント
- 赤…重要案件に関する会議、重要なイベント
- 青…仕事上のミス(個人/チーム)や病気になった等、よろしくない出来事
- 緑…プライベートの予定
また例外として、
- シャーペン…未確定の予定
- 蛍光ペン…黒で描いたものの、後から重要と分かった場合にマーキング
など色を使い分ける事で、後からスケジュールを振り返った際に、「仕事ばかりやっていた」、「プライベートが充実していた」、「良くない事が続いた」、など、一目でざっくり視認できます。
こんな感じです。私の6月スケジュールですが、前半と後半に重要なイベントが多く、月半ばに体調を崩す等良くなかった事があり、月全体を通してプライベートがそこそこ充実していた、という風にざっくり振り返る事ができます。
構成
私のシステム手帳の使用しているリフィルを、始まりのページから、終わりのページにかけて、順番に説明させてもらいます。
1.ガイドプロテクター
バインダーの付属品。何の変哲もない普通のプラスチック板です。
手帳開閉時に、リフィルをリングへ巻き込む事の防止をしてくれる、システム手帳の必需品です。バインダーを購入すれば、たいてい最初から付属していると思います。
2.パーソナルカード
バインダーの付属品。裏面が「この手帳を拾った人はここに連絡してね」的な個人情報を書き込むノートになっています。
裏面未使用ですが、表紙らしい表紙が他に無く、オミット(排除)すると何だか味気なかったので挿んでいます。
3.カードホルダー(縦型)
バインダーの付属品。カードが3枚入るポケットリフィル。
急に名刺交換をする事になった時のために、名刺を常時3枚ほどストックしています。(個人情報なので裏面の撮影です。ご容赦下さい。)
4.白紙
別途購入。真っさらでペラペラな白紙で、殴り書き用のメモ用紙と、手帳のかさ増しに使用しています。
前半で手帳をかさ増しする目的は、システム手帳の宿命である、書き込み時のリングの干渉を軽減することにあります。
例えば最初の方に、よく利用するスケジュール等のページを配置する場合、中央のリングの露出が大きいため、左ページへの書き込みが煩わしい(右利きの場合)と思います。
そこで、ある程度バインダーの前半を盛っておく事で、リングの露出が減らせるので、書き込み時にリングが手に干渉することを軽減できます。
ちなみに、メモ用紙として使用する場合、後ろから消費します。これはリングの右側で書き込む事で、ストレス無くメモを取る事と、下敷きが次の構成として控えているためです。
5.下敷き&スケール
別途購入。挟んでいるページが素早く開けるTODAYインデックス付きの、下敷き兼定規。
素早くメモページを開いてメモを取るため、白紙の次の構成として、常駐させています。ちなみに、寸胴なので定規として使用することはまずありません。
6.年齢早見表
別途購入。普通のスケジュール帳の末尾によく有るアレ、その1。
正直、お金を出してまで専用のリフィルを買うような物ではありません。冷静に考えれば「手書きで十分だったなぁ」と後悔しています。
買った私も大概ですが、この程度のリフィルでも数百円の値段設定をしているところが、リフィル商売の良くないところです。
7.月間スケジュール
別途購入。概要割愛。
11月までは付属の日付を手書きするリフィルを使用していましたが、ちょうど11月で切らしてしまったので、はじめから日付と六曜の書かれたリフィルへ交換しました。
節約志向であれば、手書きのリフィルで良いと思いますが、祝日が何の日か等分かったほうが何かと都合がいいのでちょうど良かったです。(2014年の12月は既に書き込みギッシリだったため、画像は2015年の1月のページです。)
8.年間予定表&全国路線図
構成7の付属品。普通のスケジュール帳の末尾によく有るアレ、その2。
スマホの乗り換えアプリがあれば路線図は不要ですが出張の時など、たまに全体をざっくり把握したい時に眺めています。表の面にある年間予定表は、諸々の重大イベントなどを書き込んでいます。
9.週次スケジュール
別途購入。構成7の月間スケジュールと同じシリーズ。
購入するに至った経緯は月間スケジュールと同じく、付属品だった手書きのリフィルを切らしたため。手書きをリピートしなかった理由もまた同様です。
見開き2週間では、覚書など書き込むスペースが足りない事が有るため、見開き1週間で「左ページが1週間スケジュール/右ページがフリーのメモ欄」の構成を愛用しています。右ページのメモ欄が、それでも不足の場合は付箋を貼り付けたりしています。
物によると思いますが、余白に暦に関する雑学が書かれているので、難しい顔でスケジュールを眺めるフリをしながら、雑学が楽しめます。
10.ブックマーク&スケール
バインダーの付属品。挟んでいるページが素早く開けるTODAYインデックス付きの、ブックマーク兼定規。
使用中の週次スケジュール部分を、素早く引っ張り出す事に一役買っています。下敷き同様、バインダーリングを開くことなく、簡単に取り外しができるので、1週間が終わると次のページへ移動させています。
11.チェックリスト
バインダーの付属品。
期限のある細かい仕事を忘れないためのToDoリストとして使用しています。使用頻度は少なめ。しかし、なんだかんだで便利なので、切らしたらリピートすると思います。
12.雑多なスペース
以降はしばらくインデックスでジャンル分けし、なぐり書きのメモや、未使用のリフィルを保管しています。私の個人情報だらけなので個別の紹介は割愛します。
ちなみにジャンル分けは、縦型のインデックスで行っています。よく使う下部は、月間スケジュール/週次スケジュール/ToDoリスト/メモ書き置き場、という具合に仕事関係で4つに分離。
上部にも下部と同様のインデックスを使用し、プライベート関係で4つに分離しています。
横型ではなく、縦型のインデックスを利用しているのは、横型の場合、システム手帳を閉じた状態時に、ペンホルダーに挟んだペンがインデックスに干渉し、インデックス側が潰れてしまうためです。
13.ガイドプロテクター
1と同様、バインダーの付属品。
以下の14,15が特殊リフィルのためか、最終ページで使用すると違和感があったため、エンドのちょい手前で使用しています。
14.付箋リフィル
別途購入。サイズの違う付箋が数種類ストックされているリフィル。
会議室など、自分のデスク以外の場所で、付箋が必要になった時に使用しています。付箋リフィルも結構値段が張るので、自分のデスクに居る時は会社備品の付箋を使っています。
15.クリアポケット
別途購入。開閉チャック付きのソフトなポケットです。
リフィルの穴を補強するシールや、プラスチック製の厚みがスリムな付箋などをストックしています。こちらでストックしている付箋は、会議で分厚い資料が配られた時などに活躍します。
番外編
ちなみに、古くなった週次スケジュール等、役割を果たしたリフィルたちは随時、本体のシステム手帳から、別のリフィル保管用バインダーへ移しています。
こちらはお値段、数百円程度のものです。
また、購入したものの、全ては母艦に綴じられないリフィルも同様に、無くさないよう保管しています。
まとめ
プライベートと仕事、オールインワンなシステム手帳を目指しています。
連々とカスタマイズ内容を列挙してみると、結構いじっている方かと思いますが、まだ改善できるところがあるハズと、模索をし続けています。
小さいころにミニ四駆のカスタムにハマった人や、文房具屋さんに行くとワクワクする人にはきっと手帳作りが楽しめるはずです。
その後のシステム手帳に関する追加記事
【追記:2015/04/12】
バイダーをグランデシリーズ『ロロマクラシック』に変更しました!
【追記:2016/10/05】
1年半が経過した『ロロマクラシック』の写真を掲載している記事を書きました!
趣旨はシステム手帳にコクヨ『測量野帳』を挟むと捗る、という記事です。
【追記:2016/10/10】
現時点で最新版のカスタマイズ内容を記事にしました。併せてご参照ください。