アイスハート

一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

年収が増えても資産は増えない。資産形成のために心がけていること。

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限界までお金を使わない事が節約だとは思っていません。お金を貯めるために貧しい生活をするなんて本末転倒ですし、かえってストレスが溜まり、生活の質(QOL)が下がってしまいます。

日常生活の中の不要な出費、無駄な出費をそぎ落とすことが節約です。以下は誰でも明日から始められる事だと思います。 

コンビニは利用しない

コンビニを日常的に利用することは、「お金の貯まる本」的なタイトルの書籍に総じてよく書かれている、お金の貯まらない人の習慣の1つです。正直、あの手の本は胡散臭く買う気が起きなければ、立ち読みすら憚られますが、これには全面的に同意です。

お菓子や弁当の類は、値段が高ければカロリーも高く、ビニール傘を代表とするその場限りで二度と使う事が無いような日用品までもが割高です。分かっているのに、日常的に利用してしまう人は意識をしてコンビニを避けるべきです。私がそうだったように、コンビニに行かないようにするだけで、随分変わります。

私は、公共料金を支払う時や、よっぽどの事が無い限りコンビニは利用しません。(公共料金も現在は水道料金以外はクレジット支払いにシフトしています。)

食費はケチらない

とは言いつつ、お菓子を食べたくなったり、お酒を飲みたくなるような衝動を我慢する事は基本的にありません。ただ、コンビニにあって、スーパーで売っているものは、スーパーで買う様にしているだけです。

1日3食の食事についても、500円を出してコンビニ弁当を買うぐらいなら、定食屋で700円の定食を食べる、ようにしています。

ただし、毎日高い外食を続ける事は、ただの贅沢ですので、基本は社員食堂などの安い施設を利用するか、自宅で炊いたご飯でスーパーのお惣菜を食べています。(外食するのは夕食がほとんどで、週に2〜3回程度です。)

もちろん、自炊ができたらそれがベストですが、訳あって今は自炊が難しく、せっかく買った生鮮食品も傷ませてしまうだけなので、本当に簡易な調理程度しかやりません。

マイボトルを持ち歩く

女々しいかもしれませんが、男ながらにマイボトルを持ち歩いています。目的は、ペットボトル飲料をなるべく買わないようにするためです。

きっかけは、毎日ペットボトルを1本(150円)買うと、1年間で5万円強もの出費になるという記事をネットのどこかで見たことで、電卓が有ればすぐに「150円×365日=54,750円」が弾き出せるにも関わらず、きっかけとなったその記事を見るまで、恥ずかしながら考えたこともありませんでした。 

これまで仕事のある平日は、1日に3〜4本のペットボトルを平気で買っていたので、ペットボトル飲料の購入に充てたお金は相当額に登ります。

年間10万円近くをペットボトル飲料に使っていたなんて、我ながら呆れる限りです。食費に回せば2ヶ月は余裕でやりくり出来ただろうとか、後悔しかありません。

ちなみに、仕事のある平日は、ブリタで濾過した水の入った500mlのボトルと、会社の給湯室でドリップオンコーヒーを淹れるためのタンブラーの2つを会社へ持って行っています。

そして、普段遊びに行く時もマイボトルを持ち歩いています。友人からは結構ツッコミが入るのですが、普段趣味で乗っているロードバイクやクロスバイクでは、水を持ち運ぶのは当たり前な事なので、殆ど抵抗はありませんでした。

ランニングコストのかかる契約はしない

月額だけでなく、利用しなければ年会費がかかる百貨店系クレジットカードのような、安かろうが高かろうがランニングコストのかかる契約は、まずしません。 

銀行の積立預金や、証券会社の積立投信などは、毎月一定額を別の資産へ振り替えることで、楽をして資産形成ができるように、月に一回の定額支出や年に1回の少額な支出には、どういうわけか人間は鈍感になります。  

社会人になった頃から付き合いで加入していた掛け捨て月額3,000円の医療保険を、先日に解約をしました。

色々と理由を付けて引き止められましたが、約6年間も毎月3,000円を支払っていたので、これまでに220,000円弱も、付き合いで支払っていた事になります。冷静に考えて、もはや付き合いの粋を超えていました。

思い返せば非常に馬鹿らしい出費で、本格的に見直しを入れるまで、実はほとんど気にも留めていませんでした。もっと早々に気がついていればと、後悔しています。

これがランニングコストの恐ろしさであり、落とし穴です。全ての契約を否定するつもりは毛頭ありませんが、たとえ月額数百円でも、軽率に契約を結ぶ事は非常に危険です。

家計簿をつける

言葉では言い表しがたいですが、金銭感覚を身につくと、お金を使うことへの考えが変わります。

以前に詳しく書いた記事がありますのでここでは割愛致します。詳細は下記のエントリーをご参照ください。 

まとめ

以上について、見る人によっては、実に当たり前な事かもしれません。しかし、人間は当たり前な事が以外と出来ない人間です。

私の給与所得は、それほど多い方では有りませんが、一方でそこまで少ない方でもありません。

多少の文化的な生活を送る程度の収入があると思っていましたが、特に投資で損をしている訳でもないのに、今年の6月〜10月頃まで、収支状況がジリ貧(月マイナス2%程度)でした。 

タバコを辞めたことも大きな一因ですが、11月度は収入の30%ちょっとを貯蓄へまわすことが出来ました。

お金をたくさん稼ぐ「能力」と、お金をきちんと残す「能力」は別物。

これは、インデックス投資信託アドバイザーの、カン・チュンド氏の書籍(積立て投資術)に書かれていて、感銘を受けた言葉ですが、本当にその通りだと思います。 

収入を増やす事だけが、資産形成の近道ではありません。きちんと残す事ができなければ年収がいくらあろうと貧しいままです。 

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