コンデジが欲しいと数ヶ月の間悩んでいたのですが、ついに購入してしまいました。
写真はスマホで十分なのか
誰もが当たり前のように一人一台のパソコンがあり、その周辺にはスマートフォンという現代に於いては、写真を撮るという行為そのものの敷居は、極端に低くなりました。
「写真はスマホで十分」なんて声も当然の事と思います。撮りたいと思った瞬間に、ポケットに手を伸ばせば、何時でも何処でも手軽に写真が撮れる。本当に便利な時代です。フィルムカメラしか無かった時代の人にとっては尚の事かと。
スマホのカメラで満足できず、本格的な写真を撮るのなら一眼レフカメラ、もしくはミラーレス。「コンパクトデジタルカメラは絶滅寸前だから今のうちに買っておいたほうがいい」なんて話しを何処かで聞きました。
しかし、コンデジ(=コンパクトデジタルカメラ)という市場が衰退することは無いと思います。
一番馴染みのある大きさ
写真初心者な私ですが、デジタル一眼レフ(Canon EOS Kiss X2)とミラーレス一眼(SONY α C3)と、エントリーモデルながら既に二台のカメラを持っています。
デジイチは亡き父から譲り受けたもの、ミラーレスは数年前に自分で購入したものですが、どちらも普段から常に持ち歩くのには適していませんし、何処かに出掛ける時もそれなりの準備が必要で、気軽に写真を撮りたい時には準備段階から少々億劫になってしまいます。
ここでスマホの出番ですが、携帯電話の種類をガラケーからスマホに切り替えた時、文字の入力に戸惑った様に、カメラアプリも普段から使いこなせていないと、ズームやフラッシュすらまま成りません。
単純な記録としての、近距離の静止画であればスマホで十分である事には同意します。しかし、そうではない特別な写真を撮るには逆に中途半端なのです。
つまり、スマホは確かに写真は撮れるけれど、いかにもスマホで撮りました、という絵になってしまうのが不満なのです。
携帯性が良く、高画質の写真を・・・となると、コンデジ以外にありません。
価格コムの満足度ランキングから選択
私のカメラ歴は浅く、学生時代は父から譲り受けたものを使用し、デジタル一眼レフもその父の形見を使用していたので、メーカーや機種に依る機能面での得手不得手については、全く分かりません。
こんな時に便利なのが、私の父も大きな買い物の際に参考にしていた、大衆の口コミの集合体である『価格コム』です。
私がチョイスのポイントとして考慮したのが以下の3点
- コンパクトデジタルカメラ
- 5万円以下
- 『価格コム』の売れ筋ランキングよりも満足度ランキングベスト10から選択
大前提としてコンデジであることは先に記述の通りです。
5万円以下というのは単純に私の財政状況の話しで、高くもなく、一方で安くもない、というラインです。
また、売れ筋ランキングをオミット(=除外)したのは、一過性の消費物を美しいと思わないのが私の陰翳礼讃だからです。
そんな私の独自のフィルタに引っかかったのが、SONYの『DSC-RX100』でした。
発売が2012年ということで新製品ではありませんが、2万件超の口コミと「そんじょそこらの一眼レフを超えるコンデジ」、「発売当初にカメラ革命と話題になったコンデジ」という口コミに口説き落とされてしまいました。
最後まで悩んだもう1つのコンデジ、RICOH『GR』
とは言いつつ、他のコンデジとも非常に悩みました。
それが同じく満足度ランキングベスト10に食い込んでいたRICHOの『GR』。
小型化と高性能化を両立した広角28mm相当(35ミリ判換算)のGR LENS 18.3mm F2.8を搭載。単焦点28mmの優位性を生かした妥協のない設計により、F2.8開放から安心して使える切れの良い描写を堪能できる。
メーカー希望価格の半額かつ、ガジェット系ニュースサイトでも少なからずピックアップされていたので、予算オーバーですがかなり悩みました。何より気になったのは、ユーザーライクな無骨なデザイン。
しかし、決定的となったのはズーム撮影が出来ないという点です。私はズーム機能を風景を撮影する際に人が写り込まないように調整するために使用する事が多いので、これが決定的となりました。
近年のコンデジ事情に驚く
最後にコンデジを手にしたのは、大学時代の事でかれこれ10年以上前の事です。
当時はCanonの600万画質のIXY DIGITALを愛用していましたが、現在のスマホに劣る画質より、何より面倒に思っていたのがバッテリーの充電でした。
買ってから非常に驚いたのが、マイクロUSB経由で写真のインポートから充電まで可能な最近のコンデジ事情でした。
まだ撮影に出かける事ができていませんが、これだけでも買ってよかったと呟いてしまいました。
さっそくカスタマイズ
見るからにツルツルな筐体なので、別売りのSONY公式のグリップを装着しました。
他は液晶の保護フィルムで、こちらもSONY公式のもの。iPhoneには液晶保護フィルムを貼らない派ですが、カバンの中に常駐させる予定のコンデジはフィルム無しはちょっと不安だったので。
2つのアイテムを装着するとこんな感じに。
アタッチメントグリップが渋くていい感じです。
ストラップはとりあえず、カメラの付属品の物を使用しました。
選んだカメラケース
大きすぎず、小さすぎず。
バックパックなどでよく見かけるOUTDOOR社のカメラケースにしました。自己主張し過ぎない素朴でカジュアルな佇まいが可愛らしいです。
SDカードは32GBを選択
一昔前では1GB程度の容量でも数千円したSDカード。
今や32GBという膨大な容量のSDカードが2000円台で購入できる時代である事にも驚きました。技術の進歩はちょっとしたところにも見受けられます。
多すぎず、少なすぎず、手頃な価格だったためSDカードは32GBを選びました。ちなみに128GBでさえ1万円を切っています。
コンデジを買った事を外へ出るキッカケにしたい
当ブログは、私の読書記録がメインコンテツですが、天気が良い日には積極的に外に出て行きたいと思います。
キッカケは、会社の同僚が単身赴任にも関わらず、土日になると一人で東京や神奈川の観光スポットを貪欲に回り、その自虐を踏まえた一人旅の自慢話を聞いて焦りを感じた事です。
私の神奈川県での暮らしは時限付きで、3年のうち1年が早くも過ぎようとしており、これまでに都内の友人から誘われない限り、スポット巡りなどしたことが有りませんでした。
というわけで、これからは写真を撮りに積極的に外に出て行ゆきます。