食わず嫌いならぬ、書かず嫌いだった測量野帳が、いざ使ってみると良すぎる事を先日記事にしました。そして私の最愛の存在、システム手帳。
何となく2つのマストアイテムを、はじめは別々に使用し、別々にしまい、別々に持ち運んでいました。
しかしある日、無意識にシステム手帳のバインダー内に測量野帳を挟み込んだところ、これが驚くほどピッタリで感動してしまいましたので、今回は写真多めでこのハーモニーを紹介したいと思います。
薄いからこそ、測量野帳はシステム手帳へ武骨に挟み込める
薄い割に丈夫でキャパの高い測量野帳を礼賛した記事は先の通りです。
測量野帳単体では、とにかく薄く持ち運ぶのに便利で、クールビズが終わればスーツや私服のジャケットにある内ポケットに、長財布の如く持ち歩く事ができると考えていました。
しかし、あまりに薄いので無意識に普段愛用しているシステム手帳(バイブルサイズ)のバインダーに挟んでみたところ、まるでシステム手帳のために作られたのかと思えるほどピッタリと収まるので、驚きを隠せません。
システム手帳のスリットに測量野帳の厚紙部分を突っ込む事もできますが、野帳の出し入れが煩わしくなるので、無骨に挟み込むくらいがストレスもなくていい感じです。
私が現在愛用しているシステム手帳のバインダーは、リング内径が15mmの比較的小さなもので、それなりにリフィルをバインドしていますが、それでも測量野帳1冊であれば気軽に挟みこめます。
スタンダードなリング内径24mmであれば、2冊程度は余裕で収納できそうです。
ちなみに、私が現在使用しているシステム手帳のバインダーはダ・ヴィンチ グランデの『ロロマクラシック』です。1年半近く使用しているため、革が馴染んで色合いが変わり、傷だらけながらも艶やかになりつつあります。
バイブルサイズのリフィルと見開きサイズが同じ
広げたバイブルサイズのシステム手帳。
写真のリフィルはライフのノーブルノートリフィル。
広げたバイブルサイズのシステム手帳の上に、広げた測量野帳(スケッチブック)を重ねた写真。
コクヨがどこまで意識して測量野帳のサイズを設計したのかは分かりません。
しかし、バイブルサイズのリフィルと、測量野帳の見開きサイズは、全く同じと言って差し支えがないくらいです。(厳密にはバイブルサイズのリフィルの方がほんの少しだけ大きい程度。)
利き手のバインダーリングへの干渉を和らげる
測量野帳を挟んだままシステム手帳を開くと、測量野帳が嵩増しの役割を兼ねてくれます。
これは、システム手帳特有の悩みである、バインダーリングの利き手への干渉を、まるで、このために存在しているかのように解消してくれます。
私の場合、スケジュール帳をシステム手帳に変えてから既に数年が経過しているため、バインダーリングの利き手への干渉はほとんど気にならなくなっていました。
それでも、測量野帳が嵩増しを兼ねてくれていると、左右のリフィルがほぼ垂直に開き、快適過ぎて思わずバインダーリングの存在すら忘れてしまいます。
システム手帳の別冊としての測量野帳
わざわざシステム手帳に別の手帳を挟むなんて、システム手帳を使う意味が無い、と思われそうです。
確かに、システム手帳1冊で全てオールインワン管理ができれば言う事無しですし、実際に私も当初その意気込みでシステム手帳の世界に足を踏み入れました。
しかし、システム手帳はいくら小径リングのバインダーを利用していても、普通の1冊物の手帳に携帯性では太刀打ちできません。
そもそも、携帯性を最優先に考える人であれば、そもそもシステム手帳は選択肢としないでしょう。
本当にちょっとしたメモを取る時は、BLOC RHODIAで十分ですが、メモ帳以上ノート未満の手帳がどうしようもなく必要になる事が私にはあるのです。
「具体的にどういう時か」、はっきりと文章にできないのですが、私にとってシステム手帳は航空母艦であって、測量野帳は母艦の甲板から飛び立つジェット機みたいなものであって、今では相互の不足部分を補い合う関係にあります。
【おまけ】写真に登場しているペン
【その1】LAMY 2000 L401
黒いペンはLAMY 2000の高級4色ボールペン(リフィルをジェットストリームの4Cにカスタマイズ済)
主にシステム手帳のスケジュールを記入するのに使用。芯が折れやすいとの噂もありますが、今のところ全く問題なく使えています。
【その2】LAMY Safari スケルトン万年筆
スケルトンのペンはLAMY サファリの万年筆(コンバータを装着し、パイロット社のインク、色彩雫・月夜を使用中)
主にメモ帳への走り書きや、測量野帳など、雑多な書き込みに使用しています。