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一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

『スノーピーク*snow peak』のチタン製マグカップでコーヒーブレイクを

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忙しいサラリーマンの朝は、いつも一杯のコーヒーで始まる。

忙しない世の中、低血圧の私が憂鬱とする平日の朝。少ない朝の時間で、唯一楽しみにしているのが目覚めのコーヒータイムです。

グルメな舌は持ち合わせていない私は、ネスレのバリスタマシン(コーヒーメーカー)で作るインスタントで十分です。また、コーヒーカップにも特別のこだわりはなく、一人暮らしを始めた時に100円均一で購入したそれをずっと使用していました。

例え安物であっても、陶器のマグカップには独特の暖かみがあるため、特に不満はありません。

ただネットでつい目にした、側面に元素記号がプリントされた「頭が良くなるマグカップ」が面白く、サブリミナル効果が期待できそうで他の種類を探していたところ、目に飛び込んできたのが『snow peak』(スノーピーク)のチタンマグでした。

無骨なチタンデザインと意外な機能性

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陶器とは異なる、どこか無機質な雰囲気のあるチタンという素材。

日常生活においてはあまり馴染みの浅い素材ですが、私の場合、過去に愛用していた腕時計がチタン製だったため、とにかく軽いというイメージだけの金属素材でした。

しかし少し調べてみると、チタンは金属アレルギーの心配が無く、医療に活用されるほど人に優しい素材である事が分かります。故に、日常生活で触れることの多い、鉄やアルミ、シルバーアクセサリーなどよりもずっと、人との相性が良い素材とも言えます。

そういう意味では、チタンを素材にしたマグカップには安心感が湧きますし、同時に素材的にもベストな選択です。

前述のようにチタンは非常に軽量な素材のため、飲み物を注いでいない状態のチタンマグは、まるで紙コップを彷彿させるほどにまで重さというものを感じません

アウトドア用品のポテンシャル

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過去に、アウトドアブランドのモンベルが発売している『ジオライン』が、ウォームインナーとし飛び抜けた機能性を持っている事に驚き、ひとつの記事を書いたことがあります。

アウトドア用品は屋内とは異なる、場合によっては生死を分けるような過酷な環境での使用を前提としているため、日常生活で使用すると、温室育ちの道具とは全く異なる抜群のポテンシャルを発揮します。(当たり前と言えば当たり前なのですが)

また、機能性の一辺倒と思われがちなアウトドア用品ですが、機能性を追求した結果として、何とも言えない工芸品のような美しさに至ることがあります。

まさにその機能美を感じるに至った次第で、私はインドア派にも関わらず、このチタンマグを買ってしまったのでした。

持ち運ぶことを想定されているためか、取っ手部分がマグの側面にピッタリコンパクトに収まり、収納にも困らないところもお気に入りのポイントです。

陶器では味わえない独特の温もり

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ホットコーヒーを入れたマグカップを口元に寄せると、普段は口にして初めて感じる口中に広がる温もりが、唇がマグカップに触れた時から感じられます。

普通の陶器製のマグカップの場合、淹れたてのコーヒーではまだカップが温まりきっておらず、冷やりとした唇の感触の後に、熱々のコーヒーが口に入るものです。(喫茶店によっては、マグカップが温められた状態でコーヒーが提供されるのには、このへんの配慮があるからかもしれません。)

何はともあれ、生まれてこの方ずっと陶器製のマグカップしか経験した事が無かったため、チタンマグで飲むホットコーヒーというものは、どこか不思議な初体験でした。

ただ裏を返せば、マグカップ全体が熱を帯びているという事でもあり、金属素材の熱伝導率の性質も相まって、両手でカップを支えながら飲むような可憐な黒髪の乙女みたいな飲み方はできません。(イメージとしては、雨に打たれて男の部屋に転がり込んだ体育座りの女子のアレです。)

アウトドア用品をインドアで使用する

と言う訳で、本来の想定される用途ではありませんが、思いっきりインドアでこの『snow peak』のチタンマグを使用しています。

どこか、無骨だけど美しいチタンの質感。コーヒーをデスクから口元に運ぶ際に鳴る「カチャカチャ」とした心地の良い音色からは、いつでも日常から脱出できるような開放感というか、いつもと違う非日常感が室内でも味わえます。

今では朝と夜のコーヒータイムで毎日お供をしてくれています。暖かい飲み物だと、陶器に比べて冷えやすいとの声もありますが、私の場合結構すぐに飲んでしまうため特段不自由はしておりません。

ですが、長時間の保温性を求める場合は、サーモスなど他の製品から選んだ方が良いでしょう。

私が購入したサイズは300mlで、もう少し大きなサイズ展開もありますが、愛用の簡易バリスタマシン(ネスレのもの)のマグカップ容量分のコーヒーがちょうどいい感じに注がれるので、300mlサイズでよかったと思っています。とはいいつつ、良くないコレクター魂が燃えてくるところもあり、もう1サイズ大きな450mlサイズも欲しくなってきました。

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