羽田から高知龍馬空港まで、飛行機で約1時間30分。仕事の都合で、日曜日に前入りした高知県。
現地で、出張先のお客さんに車でピックアップしていただき、「四万十川の沈下橋が見たい」と必死に駄々をこねたところ、渋々連れて行って頂けました。
後になって分かった事ですが、空港から四万十川まではべらぼうに遠く、何度も難色を示したものの、最終的には現地まで車を運転してくださったお客さんには感謝感謝です。
都合3日間、色々なスポットに訪れては、先日買ったコンデジでパチパチやってきたので幾つか記事をテーマ毎に分割して投稿していきたいと思います。とりあえずその第一回目、と言う事で。
四万十川最長の佐田沈下橋(正式名称:今成橋)
中村駅より車で15分。自転車で40分。バスはあるが不便。
四万十川最下流で最長の沈下橋。もっとも観光客になじみのある沈下橋でシーズン中は多くの観光客で賑わいます。
建設年月日:昭和47年 全長:291.6m 幅員:4.2m
出典:四万十川の沈下橋
訪れたのは日曜日でしたが、観光客はまばらの様子でした。
沈下橋そのものを見ることが初めてでしたが、他に比較する対象が無いものの、長いと感じます。
しかし、大学時代に村上春樹の『海辺のカフカ』を読んで以来、舞台となった四国の地や四万十川には絶対に行きたいと、思いを馳せ続けていたので、夢が1つ叶ったような気分で幸せです。
かつて、本を通じて意気投合した上司がいたのですが、『海辺のカフカ』を読んだ彼もまた四万十川には特別な想いを持っていた事が思い出されます。
主役の沈下橋から望む、高知・四万十川の雄大な森と川。『海辺のカフカ』に出てくる「深い森」は、あのどれか1つなのでしょうか。
当日は、天気予報では雨のはずでしたが、幸運にもそれは裏切られ、とても気持ちのいい天候に恵まれました。
観光スポットとは言え、地元の人にとっては此処は公道。
欄干の無いスッキリとした橋の上でも、慣れた手つきでタクシーが通って行きました。
車ごと落ちていきそうで、見ているこっちがハラハラとしてしまいます。
川に欄干の無い橋がかかっている、ただそれだけの事ですが、ここで見た景色は生涯忘れる事は無いと思います。
地元の人に言わせてみれば「そんなたいそうなものではない。」なんて言われちゃいそうですが、その土地の人にとって普通の景色が、他の人にとってはそうではないのです。
時間と移動距離の都合上、他の沈下橋まで足を伸ばす事は出来ませんでしたが、いつか機会があれば、また訪れたいです。
(わたくしこと、前髪の近影。ご覧のとおり、絶望的な猫っ毛です。)
高知龍馬空港から、佐田沈下橋までの行程は、片道だけで何と約130キロ。
暑いだの、座り疲れただの、(誓って)心にもない悪態を付いてしまった、車を運転してくださった親切なお客さんには、この場を借りてお詫び申し上げます。
私のブログの存在は知らないと思いますが。
【おまけ1】昼食は須崎名物の鍋焼きラーメン
お昼は道中にある、まゆみの店にお邪魔しました。
結構有名なお店らしく、四万十川へ向かう途中の大きな道から、少し海よりに入る必要があります。
日曜日でお昼時、ということもあり、少しだけ並ぶことに。
相当にお腹が減っていたので、大盛り(700円)を頼みました。ちなみに、並は600円、特盛りは1000円です。
麺は固めが基本の細麺で、生卵が標準でトッピングされています。
例えば鍋を一通り楽しんだ後にラーメンを入れて〆るという黄金コースを、いきなり楽しめるような感じです。
大絶賛するほどではありませんが、こうして記事を書いている間に、鍋焼きラーメンが恋しくなってきました。
他にも以下のメニューがありました。
- 潮鍋焼きラーメン
- 先入れ雑煮鍋焼きラーメン
- カレー鍋焼きラーメン
- キムチ鍋焼きラーメン
【おまけ2】道中の休憩と軽食に最適。道の駅・あぐり窪川
高知龍馬空港と四万十川の、ちょうど真ん中あたりに位置する、道の駅・あぐり窪川。
行きも帰りも、こちらを休憩に利用させてもらいました。
【参考リンク】株式会社あぐり窪川 | 食を基軸に新たな価値を創造・提供する企業
ここでの軽食には豚串がおすすめです。
名物・米豚バーベキュー。
どうやら、土日限定らしいです。
【参考リンク】【道の駅あぐり窪川】新田米を食べて育った米豚の「豚串」が激ウマ! - ありんど高知
このクオリティで300円。安いです。
行きも帰りも立ち寄って食べました。感じの良いおばちゃんに失笑されましたが、気にしない。
是非また食べたい。