書店・文具店では手帳フェアの激戦期間に入りました。来年の手帳をこれから選ぶ人も、まだ珍しくない季節です。
私の場合システム手帳を愛用しているため、スケジュールのリフィル以外とくに手帳本体の買い換えは考えておりません。
というのも、ひと昔前に購入したシステム手帳のバインダーがすこぶる気に入っており、これからも末永く愛用していきたいと思うからこその事です。
今回は、私が約1年半愛用しているレイメイ藤井の高級システム手帳バインダー『ロロマクラシック』のその後の状態について紹介したいと思います。
1年半使用したロロマクラシック
約1年半前に購入した際に撮影した、真っさらなロロマクラシックの写真がブログに残っておりますので、これと見た目を比較しながら説明していきたいと思います。
下記はその購入時に書いたブログの写真です。
(購入当時のロロマ。何だかパリッとしています。)
まずご覧いただきたいのが、購入当時のまだ未使用状態であった『ロロマクラシック』。ちなみにカラーはブラウンを選択したのですが、少しパリッとしたナチュラルな色合いです。
続いて下記が、直近の状態の写真です。
(現在のロロマ)
かなり使い込まれた感のある濃い色合いに変色し、色だけで言えば別物に近い状態です。摩擦係数が高いと思われる縁の部分は、特にツヤツヤの状態です。
まるでハリーポッターの世界に出てくる魔道書のような雰囲気でとても気に入っています。中身も仕事のスケジュールや業務メモなど、絵が描けない分文字だらけなので、仕事の呪文がたくさん書かれています。
また、革の縫い糸には全くほつれも無く、さすがの品質と言えます。
正直、かなり傷付きやすい
システム手帳ユーザの間では、この古書とも本物の聖書とも取れる外見に一目惚れしてしまう人も非常に多いようです。しかしながら同時に、そんな皆さんが気になるのが「傷付きやすさ」ではないでしょうか。
率直に答えますと、ハッキリ言って傷付きやすいです。例えるなら『硝子の少年』です。私の場合、かなりゴチャゴチャとした鞄に入れて毎日持ち歩いていたからか、写真では分かりにくいかもしれませんが、かなりの傷だらけです。
故に、少しでも傷が気になる神経質なタイプの方は『ロロマクラシック』を選択する事はやめた方が無難かもしれません。ちなみに、私は全く気にしていません。むしろいつも行動を共にしているが故の勲章だと思っています。
新しい傷が増えた時は、指先でその傷口を撫でていると、次第に全体に馴染んでいく、そんな傷さえも受け入れていく楽しみ方ができます。
内側はほとんど無傷
外側はカバンやデスクなど、とにかく摩擦しがちですので、傷が付いてしまう事はどうしても避けられません。そんなに、丁重に扱っていてはシステム手帳の本領が発揮できませんもの。(手帳なだけに)
一方で内側は、リフィルやガイドプロテクターぐらいしか摩れるものが無いからか、ほとんど購入時から無傷の状態です。ただし、リフィルとの摩擦で多少の革が変色しています。
あまり標準のスリット部分を活用できていませんので、どうやったら便利に使えるのか思案中です。
日頃のお手入れについて
値段は可愛くない『ロロマクラシック』ですので、さぞ大切にお手入れしているのだろう、と思われるかもしれませんが、私はほとんどお手入れらしいお手入れなんてしておりません。前述の通り、扱い自体も結構雑です。
せいぜい、ごく希に気が向いたタイミングで柔らかい布で外側を軽く乾拭きして磨く程度です。
また、革製品の場合、専用のクリームを馴染ませる必要があると思われますが、手帳の場合ですと普段持ち歩く手から油分が供給されているため、特段必要無いそうです。
これからも『ロロマクラシック』と共に
故意に日光に当てるエイジング方法があるようですが、私は普通に使う範囲で自然な変化を楽しみたいため、そのような事はしたことが有りませんし、これからもやるつもりはないです。
一生モノと呼ぶには、まだまだ1年半の月日は短すぎるかもしれませんが、更にどんな変化を遂げるのかこれからも楽しみです。