仕事用のノートとして、無印良品の単行本ノートを愛用しています。
最初は見た目重視で買った訳ですが、使い込んでみると、これが意外と実用的だったので紹介したいと思います。
184枚210円スピン付きの衝撃
世の中のノートはB5サイズの横罫で、紙の枚数はだいたい30枚程度で、100円〜150円前後が一般的だと思います。
一方で、私が愛用している無印良品の単行本ノートは、A5サイズ・紙184枚で210円かつ、縦にも横にも罫線の入っていない、無地のノートです。
このコストパフォーマンスは、他のノートの追随を一切許しません。しかも、しおり紐(スピン)付きのMADE IN JAPAN。
コピー用紙の裏書きからの卒業
仕事において、コピー用紙の裏紙にメモをとる人は、けっこう多いんじゃないでしょうか。
お金もかかりませんし、何でも手軽に殴り書きできて、何だかエコな気分。私も長らく重宝していました。
しかし 私の管理方法も悪かったのですが、コピー用紙の裏書きは、無くしやすい事に苦慮しておりました。同じA4サイズで印刷された、他の資料と混同しやすいのです。
たかがメモ書きと言えど結構重要な事をメモしている事も多く、かといって一度他の資料に紛れ込んだら見つける事も容易く無いので、何度も捜索を断念した事があります。
仕事を進めようにもメモを探す事に時間を費やし結局見つけられない、という完全に無駄な時間を過ごす事も珍しくありませんでした。
無地のノートが示す可能性
さて、そんな訳で裏書を卒業して、メモは何でもノート派になった私ですが、まず、無地のノートの圧倒的な自由さに驚きました。
例えば、クラウド・ノート・サービスの代表格にEvernoteがありますが、その自由さ故にどう利用すればいいのか分からないという声をよく耳にします。
しかしその一方で、使い方を確立すると手放せなくなる中毒性もITリテラシの高い人はご存知の通りかと。
無地のノートは、自由度という意味合いにおいて、同格であり、ローカルという意味合いにおいてその真逆です。
横罫のノートでは書き込む文字の大きさが気になりますし、方眼ノートでは整理して書き込まなければ何だか宝の持ち腐れな気分です。
ケースバイケースではありますが、無地ノートは私のようにメモ書きの集積体として利用する時に真価を発揮すると思います。
私のノートの書き方はざっと以下の通りです。
- 文字の綺麗さや大きさなんて全て無視(後から読めれば何でもいい)。
- 書き間違えた部分は横線でお構いしなしに訂正(間違えた事も残す)。
- 後からページをペラペラ捲って、必要な情報を書き加える。
自分だけの物語を持ち歩こう!
(単行本ノートのサイズはKindle Paperwhiteより少し大きい程度)
単行本ノートは分厚いけれどA5サイズなので、意外とB5サイズの普通のノートよりも、持ち運びが快適です。
私は仕事柄、会議室やフロアの階層を行き来する事が多いのですが、移動時は必ず単行本ノートを持ち歩いています。
そのせいか社内で、仕事中いつも同じ本を持ち歩いている人がいる、と、少しだけ話題になった事があります。
「実はこれ、本みたいだけどノートなんです。」と言うと、ノートの形状が珍しいらしく驚かれる事が多々あります。そこから、本が好きなので、このノートは本を持ち歩いているみたいで落ち着く、と言うと、新たな話題に繋がったり。
また、何でもかんでもメモを取るので「メモ魔」とも呼ばれ、私の単行本ノートに書かれたメモ(主に会議の議事内容など)を求めて人が集まる事も珍しくありません。
使い切ったノートはボロボロ
だいたい、四半期ベース(3〜4ヶ月間)で1冊のペースで使い切っています。
仕事柄、会議が非常に多く、メモを取らない日はありません。会議の議事録から顧客からの問い合わせ、部下への指導など、仕事の全てに至るまで、愚直に書き殴っています。
そんな訳で、ページが終わりに近づくにつれ、最後の方はノリやテープで補強しながら使い、使い切った単行本ノートはもうボロボロです。これはこれでなかなか味があって、使い切ったのにたまにペラペラとページを捲ったりして愛でています。
繰り返しになりますが、この単行本ノートはたったの210円で買えます。本のような作りに、なかなか癖がある点も否めませんが、一度慣れるときっと手放せなくなります。