Kindle端末を安く購入したい場合、キャンペーン情報表示の有無と、3G回線の要否との組み合わせで、端末購入価格を安く抑える事ができます。
私は先日、キャンペーン情報無し+3G回線のオプションにてKindle Paperwhiteを購入しましたので、Kindle端末購入にかかるオプションの要否について語りたいと思います。
キャンペーン情報の有無
- キャンペーン情報なし:+2,000円
- キャンペーン情報あり:標準価格そのまま
選択は好みの問題
キャンペーン情報については、操作がひと手間増えるので、ヘビーユーザーは無しの方が良いとの声がある一方、思わぬ安売り情報が飛び込むため、有った方が良いとの声もあります。
キャンペーン情報ありの画面遷移については、上記エントリが参考になります。
感覚からすると、無料のスマホアプリに表示される広告を、有料の追加オプションで広告無しにしているタイプの人は、キャンペーン情報ありのモデルは選ばない方が良さそうです。
私もそういうタイプの人間ですので、ここは迷わず2,000円を払って「キャンペーン情報なし」を選択しました。要するに好みの問題ですね。
ただし、この選択を誤るとKindle端末との付き合いにストレスを感じる事になりますので、ちょっとでも広告が嫌だなと思うならば、「キャンペーン情報なし」のモデルを選んだ方が無難でしょう。
無料3G回線オプションの有無
- 無料3G回線オプションなし:標準価格のまま
- 無料3G回線オプションあり:+5,000円
Kindleの無料3G回線とは
無料の3G接続は携帯電話と同じ電波を使用していますが、Amazonが3G回線料金を負担しているため、追加費用も煩雑な契約も不要です。
次に無料3G回線オプションですが、まず、この「無料」という言葉には多少の語弊があります。
無料で3G回線オプションを付与できる訳ではなく、端末購入時に5,000円で3G回線オプションを付与することで、その回線が無料で利用できるという意味です。
標準ではWi-Fiのみのモデルとなりますが、私が一番迷ったのはこのオプションです。
3G回線オプションは不要なのか
3GモデルのKindleは無料で3G回線が使えるため、インターネット環境がない場所でも、いつでも本をダウンロードできます(3G接続は日本の国内のみ。また、コミックなど一部大容量のファイルは3G接続でダウンロードできません)。また、ワイヤレス接続の設定が不要なため、購入後、箱から取り出すだけでKindle本の購入も読書もすぐに開始できます。
3Gオプションのメリットは、Wi-Fi環境下でなくともKindle本をダウンロードできる事が語られています。
しかし、息を吸うようにKindle書籍をダウンロードする事なんて普通は無いでしょうし、万が一外出先で本が欲しくなれば、スマホがあればテザリング等でKindleをネット環境にリンクできます。スマホは今じゃ3G回線を凌駕する回線速度を誇るLTEが標準みたいなものですし。
だから不要!っと言いたいところですが、私が3G回線をオプションで購入したのには全く別の理由があります。
3G回線の一番のメリットは「最後に読んだページ」へのリンク
3G回線の一番のメリットは、1冊の本を複数の端末で共有して読む際に発揮されます。
それが、全てのKindleアプリを含むKindle端末をつなぐ「最後に読んだページ」へのリンクです。例えば、スマホのKindleアプリで読んだ本の続きを、同じ本(所有権を含む)を保有するタブレットやKindle端末でも、続きから読む事ができるのです。
いわゆるクラウドというIT技術を活かした機能で、当然インターネットに繋がっていなければ実現できません。
私は、会社から支給されたiPadと、個人で保有しているiPhoneでこの機能を発見したのですが、その時は小説や実用書ではなく写真が中心のカメラの雑誌を読んでいたので、特別すごいとは思いませんでした。
しかし、ページを読み進める文書主体の書籍でこれを利用すると、もう手放せません。そういう訳で悩んだ挙句、私はいつでもネットワークに繋がる3G回線オプションを購入しました。
この差額で、Amazonプライム会員ならば、激安タブレットFireが買えてしまう訳ですし、その対価(+5,000円)を価値として高いと捉えるか、安いと捉えるかはお財布と相談ですね。
【まとめ】安いけれど、安く無い買い物だからこそオプションは慎重に
快適さにお金を払うか、お金を出し惜しみするか、この選択は意外と重要です。
お金があれば松竹梅で言うところの、梅モデルを迷わず選択することもできるでしょう。選択の余地がある事は迷いを生みます。しかし、選択する事ができる事自体が有り難いという考え方もあります。
何がベストなのか。そんなものは人それぞれで、結局のところ個人の判断に委ねる他ありません。
私の書いたこの記事は、そんな選択の1つの参考となれば幸いです。
それでは、良い読書生活を。