人生を豊かにするには、ある程度のお金というものが必要だと思います。蓄えがあると、心に余裕が生まれますし、人生における大きな選択を迫られた時に「お金さえあれば・・・」なんて、後悔もせずに済みます。
お金を増やす方法は、当たり前すぎるお話しですが、お金を使わない事が、手っ取り早く、確実な方法です。しかし、ただ出費を抑え物欲を我慢し続ける事は、ストレスでしかありません。お金が貯まるほど、心が荒んでしまっては本末転倒です。
そこでお金を貯めるためにオススメの習慣が家計簿です。家計簿を書き続ける事で、明細や費用科目といった、目に見える形で自分の収支状況を把握する事ができるので、出費を抑えるべき物と、そうでない物が自然と分かる様になります。
2015年から新しく使用する家計簿をお探しの人や、これから始めようと思っている人たちの、家計簿選びの参考となれば幸いです。
はじめに
本文に入る前の前提としてのお断り事項です。
家計簿ソフトなどのパソコンソフトや、スマホアプリについては言及しません。
まず最初に、家計簿ソフトや出納管理ソフト等の選択は、本記事では取り扱いません。これは、私がエクセルやスマホの家計簿アプリ単体で家計簿を続けることに何度か失敗をしているためです。
手帳を完全にデジタル化できないように、家計簿もまた、完全なデジタル化は、基本的に困難だと思ってます。パソコンで完結させたい場合は、いちいちパソコンを立ち上げて作業を行う必要がありますし、数日自宅を空ける時などは入力ができません。それに、インターネット等の誘惑も多いと思います。
また、スマホでの家計簿管理は、手軽でいつでも入力できますが、閲覧性が低く、いまいち金銭感覚が身につきません。これは、1画面で全体をざっくり眺める事が難しいからです。
電子データでの家計簿管理を否定するものではありません
もちろん、デジタルを完全否定するつもりはありません。きちんと入力さえ続けていれば、グラフ化など、数字の羅列とは異なる視覚化も可能ですし、あらゆる分析だって簡単にできます。
どちらを選ぶかは、合う/合わない、等の好みがあると思います。この記事では、手書きのアナログな家計簿の選び方について語ります。
家計簿の選ぶ時のポイント
目次
- 家計簿と謳っているもの
- 安価で入手しやすいもの
- 見開きになっているもの
- 余分な文言(金言など)の無いもの
1.家計簿として売られているもの
必ず、家計簿として売られている物から選びます。
当たり前じゃないかと思う人が殆どかと思いますが、例えば横線の入った普通の大学ノート等を家計簿として使うには、縦線を自分で引くなど、新しいページを使うたびに手間を加えなければなりません。そういった細かい作業が苦にならない人は良いのですが、もしも家計簿を書いている途中で、線の引いてあるページが終わり、新たに線を書き足さなければ明細記帳が出来ない時などは、すこぶる面倒です。これが嫌になって「後回し×n=続かない」、なんて流れは最悪です。
最低限、家計簿として市販されているものから選びましょう。継続する事へ支障となるものは最初から排除すべきです。
2.安価で入手しやすいもの
継続して利用する家計簿は、消耗品です。レシート毎に1明細ずつ書くので、結構な勢いでページを消費していきます。
ページを使うのが勿体ないから、と躊躇するような高価な家計簿なんて本末転倒です。
それに、貯金をするために家計簿を書くのに、高額な初期投資なんて不要です。
3.見開きになっているもの
もちろん、書き続けることも大切ですが、後で反省することも非常に大切です。
無駄遣いはしないに超したことはありませんが、もし遣いすぎたとしても、後から使いすぎたと反省することこそ大切なのです。
その際に、開いた状態でなるべく見やすく、多くの情報が入ってくる構成となっている家計簿がベターです。
ちなみに、左右で2ページ分になっているような家計簿ですが、情報は確かに多いと思います。しかし、書くときに書きにくく挫折してしまう可能性と、見返すときに情報が多すぎてよく分からなくなる、2つのリスクがあるため、個人的にはオススメできません。
4.余分な文言(金言など)の無いもの
「1000万円貯めたくば、〜すべし。」や、「カリスマ節約主婦の〜」というような、いかにもお金の溜まりそうな金言が余白に書かれている様な家計簿が市場に蔓延っていますが、こんな文言が入っているものも絶対にNGです。
「余所は余所。うちはうち。」です。大金持ちの習慣を真似するだけで大金持ちになる筈がありません。よそ見せずに、自分の収支状況と向き合いましょう。
まとめ
このブログでは何度も褒めちぎってるのですが、私は無印良品の家計簿を愛用しています。
私が家計簿を書き始めようと考えた時、100円均一でそれなりに良さそうな家計簿を見つけましたが、100均は商品は入れ替わりが激しいため、1冊を使いきり、いざリピートして同じ家計簿を購入しようとした時に、欲しい家計簿がなく、書き方やルールの見直し・・・となると困るため、ダイソーやセリアのものは、敢えて避けました。
ある程度きちんとしたメーカー品で、定番化しているものから選択することが賢明かと思います。
その他の家計簿関連エントリーのご紹介
1.家計簿を付け始めて感じたこと
家計簿を付けることで、自分キャッシュ・フローが見えてきます。1ヶ月足らずで変化を感じた事を記事にしました。
2.私の家計簿の書き方と継続するためのルール
どういうわけか、当ブログの中でも検索エンジンから参照される率が随一の記事です。
ルールは基本的に自分で決めるべき、というのが私のスタンスですが、実際に書き始める時の1つの参考となれば。