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安くて高品質なメモ帳『BLOC RHODIA』が狂おしいほど好き

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文房具ファンの間では既に大定番であるBLOC RHODIA(ブロックロディア )に、今年のはじめ頃から魅了され、今では日常生活から仕事に至るまで欠かす事のできないメモ用ツールとなっています。

私が使用しているメモパッドのサイズはNo.11とNo.12で、だいたい1冊200円〜300円程度で買えますので、格式ある文房具の中では極端に安価な部類に入ると思います。

今回はそんな愛してやまないBLOC RHODIAについて語りたいと思います。

メモパッド程度に100円以上のお金を出す必要があるのか

物の価格は例外なくピンキリです。それは素材や、歴史への敬意であったり、ブランド品としての付加価値だったり、一概には言う事はできません。

とりわけ文房具に関して言えば、それは子供から大人までが使う道具ですので、下限の値段は均一ショップで買える100円で、上限は青天井みたいなもので無限大です。

日常ならチラシの裏、仕事ならコピー用紙の裏紙、先進国で書くためのスペースなんて、わざわざお金を出さなくとも簡単に手に入ります。

メモ帳にわざわざお金を出す必要があるのでしょうか。私はメモ帳に限らず、如何なる道具であっても、それは是(YES)と答えます。

タダほど高いものは無い

これは私の失敗談のひとつです。

私はITコンサルという仕事柄、運用しているシステムの仕様やカスタマイズの相談など、1日に多い時では20件近くの電話を受ける事があります。もちろん、電話だけが仕事ではなく、社内会議や顧客向けにシステム仕様の説明会など、それなりに忙しい仕事です。

記憶能力にはそれなりに自信のあった私ですが、時に大きな工数を要するそれらのタスクを、余す事なく消化できたかというと、答えは否(NO)でした。

紙という外部記憶媒体に頼らなければ、私の脳(メモリ)は破綻(オーバーフロー)してしまいました。

そこで真っ先に頼りにしたのが時に無駄に印刷された資料の山、つまりはコピー用紙の裏紙でした。

仕事の道具に敬意を払わなければ、道具が私を裏切る

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道具にも八百万の神が宿っているなどと、宗教的な事を言うつもりはありません。しかし、何の愛着もない道具を使用すると、ときに道具は私を裏切ります。

膨大に書き殴られたメモ書きは、他愛の無い案件の資料に紛れ込み、せっかくの外部メモリ(要するに裏紙)もいつの間にか私の頭の様に、気がついたら紛失(パージ)してしまうのです。

そこで私が愛用するに至ったのが、無印良品の単行本ノートでした。(これに関しては別の記事を書いていますので、別途、ご参照いただければと思います。)

「たかが殴り描き程度であっても、自分の使うものにはこだわりを持ちたい」と思うのが私の気持ちです。無駄と思うのかどうかは、その人次第ですので、必ずしも賛同を求めるものでもありません。ただ、私はそう考える、というだけの事です。

大は小を兼ねるとは限らず、大艦巨砲主義が全てではない

殴り書き問題は前述の単行本ノートで解決しました。

しかしちょっとした、本当にちょっとしたメモを取りたい時にノートをいちいち取り出すのも今度は煩わしく感じるようになりました。

また、仕事で使っているノートはセキュリティその他の諸事情があって、外部に持ち出すのは憚られます。

それに、大は小を兼ねる、基本的に大艦巨砲主義な私ですが、ちょっとした思いつき、例えばこのブログに投稿するための記事のアイディアなど、小さなものは大きな空間では次第に埋没していきます。

BLOC RHODIAとの出会い

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手軽なサイズでこだわりを持てるメモ帳が欲しい。そんな思いで近所の本屋さんの一角にある文房具コーナーで出会ったのがBLOC RHODIAでした。

メモ帳コーナーの一角に集中している、目を引くビビッドなオレンジ。おそらく文房具に興味が無くとも、何となく見た事がある人は多いと思います。

色々と調べてみると、一斉を風靡した筆談ホステスや、あのカリスマデザイナー/ポール・スミスが愛用しているそうです。

知れば知るほど自分でも使いたくなってしまいました。

値段だって試しに使ってみてダメだったところで全く痛くない程度です。

No.12よりNo.11が使いやすい

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はじめはブランドのシンボルカラーであるオレンジカバー・パープルの方眼タイプのNo12を愛用していました。

しかし、他製品のメモパッドと比較すると小さい方ですが、私の用途ではNo12は微妙にスペースが広く、文字で埋められない空白のスペースが気になるようになりました。

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(左がNo.12/右がNo.11、微妙に紙自体の色も違うようです。)

今ではもう1サイズダウンしたNo11をメインに愛用しており、色もシンプルでビジネスに溶け込み、個人的に大好きな色であるホワイトに落ち着いています。

こういった微調整が効くのも安価な値段と豊富なラインナップのおかげで、今後の用途に合わせてリピートしていこうと思います。

本記事では触れなかったものの、マウスパッドとしてのメモパッドも愛用しています。消耗品ではあるものの、デスクと接地する裏面に滑りにくい加工がされていたり、結構気に入ってます。

ただし、こちらには私のお気に入りのホワイトカラーは、現状では展開されていない模様です。

追記:BLOC RHODIA用のカバーについて記事を書きました。

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