アイスハート

一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

没頭型テキストエディタ『Omm Writer』に感動したので、全ての物書きに知ってほしい。

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先日発見したテキストエディタ『OmmWriter』。

「Omm」はマルタ語で「母」と訳します。

至ってシンプルな機能ながらも、有りそうで無かった、五感を刺激するツールであり、実際に使用してみると想像を遥かに超えた喜びを感じるに至りましたので、ここに紹介したいと思います。*1

数年前から存在するテキストエディタのようですが、それにおいても紹介したくなるほど素晴らしいエディタです。

OmmWriter

OmmWriter

  • Herraiz Soto & Co.
  • 仕事効率化
  • ¥860

情報技術の進歩がもたらした弊害

コンピュータはここ数年で飛躍的な進歩を遂げ、その進化は未だ留まるところを知りません。

私がインターネットに初めて触れた時代では、現代社会の様にスマートフォン端末を通して、いつでも/どこでも、インターネットに接続する事ができる時代が到来する事など到底想像もつきませんでした。

ひと昔前まで、紙媒体としての新聞、既得権益としてのテレビ放送でしか情報を得る事のできなかった人類は、自分の意思で自分の欲しい情報を得られるだけの環境(インフラ)が整備されと言えます。

しかし、便利な技術は諸刃の剣であり、得られる情報が膨大過ぎて、我々は少々日常に疲弊しがちです。

  • 一日中SNSをチェックしている。
  • 気がついたらYouTube等の動画サイトの閲覧で一日が終わって往く
  • スマホの通知メッセージに気を奪われる

没頭する事への阻害。それは想像以上に心理的負担(ストレス)を伴います。

一つの事に専念したくとも、情報技術に触れいている限り、並々為らぬ意思レヴェルが無い限り、私たちはどこか注意力が散漫になりがちです。

環境を構築しても、私たちは常に変化している

かくいう私も、不要な情報(ノイズ)排除のため、テレビは持たず新聞の定期購読も行わない事で、情報疲れを起こさないための生活環境を構築したつもりでした。

しかしながらいつの間にか私は、会社から帰り次第YouTubeを開き、おすすめの動画を就寝時間まで閲覧して、徒らにのっぴきならぬ日常と時間を浪費する、徒労の使者へと変貌しておりました。

日々変化を続ける人間にとっては、せっかく構築した環境もいつまでも有効に作用する事は無いのです。

美しいインタフェースで執筆に専念する

ときに私は、前述の怠惰からブログの記事の執筆になかなか専念する事ができない事が悩みの種でした。

そんな時に出会ったのが本記事で紹介するテキストエディタ『OmmWriter』です。

  1. 【視覚】全画面表示の背景には雪景色
  2. 【触覚】タイプライター音が奏でる執筆音
  3. 【聴覚】執筆に没頭できるBGM
  4. 他カスタマイズ可*2

プログラミングでソースコードの記述に必要な、補助機能は一切ありません。

しかしながら、慣れ親しんだ自身のコンピュータで、文書の執筆に没頭できるという意味合いにおいては、これほど「ありそうで無かった」テキストエディタとの出会いは初めてです。

気分によって使い分けるのも面白く、どのような組み合わせであっても、決してお互いの機能を相殺する事が無いので、シンプルな機能と裏腹に、五感に訴えかけるインタフェースは見事の一言に尽きます。

直感を信じて文書を書いてみよう

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本記事で取り上げる『OmmWriter』を使用してみると、源泉から水が湧くように、感じたままに書きたい事か気泡の如く水面(みなも)へと浮かびます。

当ブログがメインコンテンツとしている書評記事にように、感じたままに表現してみる、そんな記事がいくらでも書けそうな気さえしてきます。

「騙されたと思って使ってみて」という表現は、詐欺師の常套文句ではありますが、そんな事さえも自信をもって言えてしまうくらい、このテキストエディタは咽び泣くほど素晴らしい。

参考までに、この記事は『OmmWriter』で書いた初めての記事です。

OmmWriter

OmmWriter

  • Herraiz Soto & Co.
  • 仕事効率化
  • ¥860

iPad版も気になります。

https://itunes.apple.com/jp/app/ommwriter-for-ipad/id438878854?mt=8&uo=4&at=1000lE9

静かな音楽、広大な雪景色を眺めながら文書を作成していると、アラスカから発信された星野道夫の随筆件手記である『旅をする木』が頭に浮かびます。

*1:私のPCはMacですので、その前提で執筆/紹介しておりますが、Windowsでもダウンロード可能です。方法はコチラの外部リンクをご参照ください。

*2:上記3つの機能はもちろん、他にもパッケージで用意されている範囲でカスタマイズが可能です。最適な環境を模索する作業もまた一興です。

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