休日になると雑貨店や文具店をぶらぶらと巡っています。
比較的ハブ駅の近くに住んでいるため、駅周辺に多数の雑貨店や文具店がたくさんあるため、ちょっと散歩がてら色々なものが見れる、今の生活が結構好きだったりします。
今回ご紹介するのは、いわゆるお香なのですが、普通のお香と違うのは素材が紙のお香であるという点です。
昔はお香と言えば仏壇に供えるものというイメージでしたが、以前に付き合っていた彼女に影響され、リラックスや部屋の空気をリフレッシュしたい時にお香を焚く習慣が男ながらにあったのと、何より面白いと思い、香りも分からぬまま物は試しと買ってみました。
名刺サイズの紙のお香
初見では全く何のための製品なのか分かりません。
見つけた時は、一瞬クラフト紙の付箋(ふせん)かと思いましたが、店員さんに聞いてみると、なんと紙のお香で、しかもフランス製で100年を超える歴史のあるものなのだとか。
フランスと言えば、映画『パフューム』の舞台で、行った事はありませんが何となく香水など、嗅覚を司る香りの総本山というイメージです。
また、一般的なお香と言えば、棒状やコーン型のものしか無いと思い込んでいたため、名刺サイズの紙のお香というのはなかなか画期的です。が、世界では100年以上昔から販売されているようです。
写真はサイズ感のご参考。一般的なカードサイズより少し小さい程度です。
そのまま燃やさなくても消臭効果がありそう
肝心な匂いですが、敢えて形容するならバニラ風味の甘いものです。
IKEAのキャンドルコーナーや、Zara Homeなどは匂いが強烈過ぎて近づけない私ですが、このお香の香りは問題ありません。個人的には万人受けしそうな香りだと感じました。
このお香は本来、蛇腹状に折りたたんで火を付けて燃やす事で空気洗浄効果を得るツール(道具)なのですが、燃やさずそのままでも消臭効果が望めそうです。
紙製で1ページにつき3つまで切り離せるようになっているため、洋服ダンスや下駄箱などに忍ばせておけば、スポットの消臭に使えるほか、手帳や本などに忍び込ませておいても面白いかもしれません。
普通のお香ですと、棒状のものは折れてしまうため持ち運べませんし、コーン型のものは嵩張ります。その点、『パピエダルメニイ』は紙製ですので、実は良いとこ取りの究極の形態のようにも思えます。
※唯一の弱点は、商品名がものすごく覚えにくいところだと、記事を書いていて思いました。
火を見つめていると空気だけでなく心も洗われる
無信教を自負する私ですが、火には神秘的な魅力があります。
例えば、夜のキャンプと言えばキャンプファイヤーは付きものですし、ノルウェーでは暖炉で薪が燃え行く様を永遠と流し続けるテレビ番組があるらしく、無心で何かが燃えていく様を見つめる行為には、一種の瞑想効果のようなものがあるのではないでしょうか。
さっそくお土産でもらった灰皿があったので、アコーディオン状に折りたたんで焚いてみました。
煙を吸い込んでみると、より強いバニラの香りが感じられ、部屋全体に行き渡ります。我が家の空気清浄機が過剰反応を示していたので、きちんと仕事をしているのだと再認識しつつ、少しだけ笑いました。
所用があって火が消えた後にしばらく外出したのですが、部屋に戻ると明らかにお香を焚いた後である事が分かる程度に、ほどよく部屋の空気が洗浄された事が分かりました。
(公式アカウントと思われるYouTubeチャンネルもありましたが、フランス語過ぎて何言っているのか分かりませんでした。)
気の効いたプレゼントにも良さそう
名刺サイズのコンパクトさと、切り離してそのままの状態でも使える汎用性から、生活に役立つ、なかなか面白い商品です。
個人的には制汗スプレーや、ドラッグストアで買える消臭剤などは無臭派なのですが、この『パピエダルメニイ』の素朴ながらも存在感のある香りは気に入りました。
12ページ分もあるため、使い切るのはずっと先の事になりそうですが、使い切ったらリピート確定です。
値段も一般的な固形のお香よりも安いため、ちょっとした時の女性へのプレゼントなどに喜ばれそうですね。