読書/書評
以前よりずっと気になり、読もう読もうと、ずっと思っていた本作品ですが、ついに読み始める事ができました。 なかなか古本屋さんに行っても見かけないので、何でかなと思っていたら、何てことはない、ただライトノベルのコーナーに置かれていただけでした。…
東野圭吾と言えば、本を読まない人でも名前くらいは聞いたことがあると思います。 本屋さんに行けば、彼の作品が平積みにされているのを毎回目にしていることでしょう。 実は、私は東野圭吾の作品を読むのは、この『白夜行』が初めてです。
貴志祐介は、私の好きな作家の一人ですが、実はあまり多くの作品を読んだことはありません。 若いころに、ホラー作品として『十三番目の人格(ペルソナ)ISOLA』、『クリムゾンの迷宮』、切ないミステリ作品『青の炎』を読み、本書『新世界より』は通算4冊…
先日読了した、『最悪』と同時に購入した本書。 『ウランバーナの森』は、私が学生時代に大好きだった、精神科医伊良部シリーズ(『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』等)の作者である奥田英朗の処女作です。
最近、SF小説を好んで読む傾向にあります。 本書『ニューロマンサー』は、SFの中でもサイバーパンクというカテゴリを確立した金字塔であり、ウィリアム・ギブスンの代表作となっております。 サイバーパンクとは平たく言うと、映画ではキアヌ・リーブス…
精神科医、伊良部シリーズで学生時代に夢中になった奥田英朗の長編作品『最悪』を読みました。 京極夏彦の文庫本の様に非常に分厚い1冊ですが、読み終えてみると上下巻に分割しなかった理由が何となく分かります。
過去に頂いたコメントの中でおすすめされた桜庭一樹ですが、短編を1つだけ読んだことはあるものの、まともに読むのは本書が初めてでした。 名前からてっきり男性と思っていたのですが、調べてみたら女流作家だったので少し驚きましたが、なんとなく柔らかい…
村上春樹の作品は大好きなのですが、クセになり始めた約10年前に、半ば拒絶反応のように全くページが進まず、わずか100ページ足らずで読むことをやめてしまった『ねじまき鳥クロニクル』。 以前に投稿した、『私が青春を共にした、おすすめの小説ランキ…
伊藤計劃(=プロジェクト・イトー)の第二作です。 処女作『虐殺器官』を読んだ後、そのまま本屋さんへ直行し、息を吸う様に買ってしまった本書。 本書を読了し感じたことは、本当に本当に、伊藤計劃氏が亡くなってしまった事が、惜しくてたまらない、とい…
大好きなアニメ『PSYCHO-PASS』の第一期、槙島聖護が物語の中で引用した事で気になり、手に取った本書。 それまで、SFというと宮部みゆきの作品を好んで読んでいたのですが、本書『虐殺器官』は、私がこれまで読んだどの作品とも比較のできない、独特な本…
あまり流行りの本は読まない方なのですが、どこの本屋さんでも平積みにされ、帯に書かれた煽り文句が、気になって気になって、ついに買ってしまいました。 他にも読みたい本が沢山あり、積ん読もひどい量になってきたのですが、帯から表紙の写真から、つい手…
「『ガリヴァー旅行記』?ああ、人間が小人の世界に紛れ込む、あの絵本ね。」 なんて思っていませんか? 少なくとも私はそうでした。しかし、原作は全くと言っていいほど、それとは異なります。 世界的な名著として、原作である『ガリヴァー旅行記』を読み、…
学生時代の女友達に、コアな吉本ばななファンがいて、彼女から紹介されて購入したのが本書。 当時、卒業論文の参考文献として読んだ記憶がありますが、再読してみて、断片的な記憶はあるものの、内容についてはほとんどを忘れてしまっている事に気付きました…
谷崎潤一郎というと、本をあまり読まない人でもその名を知るほどの、日本を代表する大文豪です。 『陰翳礼讃』は高校の教科書に載っていた時期があるそうですが、残念ながら私の記憶にはありません。 先月に親戚一同が集まる日があり、その際に某自動車メー…
私のように、青春時代の後半から村上春樹に接した身からすると、そもそも彼の作品は膨大にあり、短篇集というのも特段珍しくないのですが、先日読んだ『東京奇譚集』より、実に9年ぶりに刊行されたのが、本書『女のいない男たち』です。 本書を手に取り購入…
紙の本を愛する どんな場所で、読書をするのでしょう。 もともと小さなころから本(とりわけ小説)を読むのが好きでした。 高校生から大学生くらいまでが直近のピークで、通学電車、学校、塾、自宅、友人宅、旅行先と、とにかく場所を問わず、暇さえあれば(…
乙一の作品は、学生時代にほとんど読み尽くしていました。 しかし、つい先日読んだ、アンソロジーに乙一が含まれており、著者紹介と著書の抜粋に本書、『箱庭図書館』が挙げられていた事が気になっていました。 別の用事で有川浩の『レインツリーの国』を買…
近所の本屋さんで平積みになっていたのが気になっていた本書。 でも読みたい本は他にもあるから、と気になっていたものの、一度は買わずにスルーしました。 しかし、地元に帰った際にまた平積みにされているのを見かけて、はいはい分かりました、という具合…
近頃は、読書時間の確保にもお手軽な短編小説を読む機会が多かったのですが、同時進行で本書も読んでおりました。 本書は、最近読んだ本と同じく、長らく積ん読になっていたものです。
恥ずかしながら、名前は知っていても、彼の作品を読んだことがこれまでありませんでした。 私が若かった頃は、ホラーやミステリーといったジャンルに趣味が偏っていたからだと思います。 ひょんな事から無性に三島由紀夫、という小説家が気になり、Wikipedia…
近年、図書館戦争シリーズで話題の有川浩。 読もう読もうと思っていたのですが、古本屋に行くたびに他の小説を買ってしまい、積ん読消化に明け暮れていましたが、ブログのコメント欄で教えていただいた本書、『レインツリー国』を読みました。 純文学小説や…
村上春樹の短編小説は、現在他にも読みかけのものがあるのですが、後から手に入れた本書、『東京奇譚集』を先に読み終えました。 現在、所用で実家に帰省中なのですが、多くの本を読んだ実家という環境が、読書に最適な場所らしく、ここ1週間程度で狂ったよ…
最近消化している、数年前に購入した積ん読のひとつです。 リリー・フランキーの小説というと、『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を思い浮かべる人が多いと思います(僕もそうです)が、あちらは長編。本書『ボロボロになった人へ』は、短編集…
昨年末頃、ブックオフで平積みされており、値段も手頃だったので、購入した小説です。 著者の本は他に読んだことがありませんが、調べてみると『ストロベリーナイト』など、どこかで聞いたことのある著書の他に、多数の著書が出版されているようです。 私が…
とても良い本に出会えました。 12人の作家の12の作品が1冊の本に集約された本書。少し前に買って、しばらく積ん読になっていたのですが、もっと早くに読んでおけばよかった、というのが正直な気持ちです。 音楽のオムニバスアルバムというのは、数多くある…
先日実家に帰った際、本棚に積み上げられた本書『運のつき』が目に止まりました。 いつ購入したのか、読了したのかさえ怪しかったので、積ん読状態で放置されていたのだと思います。 養老孟司といえば、大ベストセラー『バカの壁』を思い出す人も多いと思い…
昔、実家には兄が読んでいた、古い速読の本が何冊かありました。 進研ゼミの様な成功体験の挿絵漫画が非常にウサン臭いと感じ、当時は速読というものに興味を持てませんでしたが、つい先日まとめサイトで、速読に言及した記事が目に止まりました。 ちょうど…
私は小説が大好きです。 いったい、何歳で本を手に取ったのか、具体的には覚えていません。しかし、まだ小学校に入る前から漢字が読めないなりに家にあった小説を手に取り、ページをめくり、本の匂いを嗅ぐのが大好きだった事を今でもよく覚えています。 社…