アイスハート

一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

薄くて丈夫『測量野帳』がメモ帳以上ノート未満で便利すぎる

文房具が、紙の本と同じくらい好きです。 文房具系のブログを拝見していると、ほとんど必ずと言っていいぐらい愛されているが、測量野帳。 名前自体は結構前から知っておりましたし、やれ「便利だ」やれ「好きだ」と熱狂的なファンが居る事も存じ上げており…

散らかったモノと日常を整理する『BANKERS BOX』がオシャレで便利

どうして物は知らぬ間に増えるのだろう。目にする情報や、視界に写る物の山。それらを佐藤可士和のオフィスの如く、徹底的に整理ができたら。 整理をするという行為を当たり前にできる人がいる一方で、それが叶わない私のような人間にとって、それはある種の…

メモ魔よろこぶ『BLOC RHODIA No.11』専用本革カバーを買いました

先日投稿した、『BLOC RHODIA』への愛をひたすら語る記事を書いたのは、この記事で紹介するBLOC RHODIA専用のレザーカバーを買った事がきっかけでした。 メモパッドのカバーは公式製品で発売されているものもあるのですが、これと言って私の感性に合うものは…

『旅をする木』星野道夫/時代を超えてアラスカから届く無職透明の手紙

本書に興味を持ったのは、仕事中に手持ち無沙汰で読んだ、とあるフォトグラファ(写真家)の死を悼む大手メディアのドキュメントからでした。 http://www.asahi.com/articles/ASJ8G5RKQJ8GPTFC00B.html 私は趣味の範囲で写真もやるので、時代が忙しなく流れ…

安くて高品質なメモ帳『BLOC RHODIA』が狂おしいほど好き

文房具ファンの間では既に大定番であるBLOC RHODIA(ブロックロディア )に、今年のはじめ頃から魅了され、今では日常生活から仕事に至るまで欠かす事のできないメモ用ツールとなっています。 私が使用しているメモパッドのサイズはNo.11とNo.12で、だいたい…

没頭型テキストエディタ『Omm Writer』に感動したので、全ての物書きに知ってほしい。

先日発見したテキストエディタ『OmmWriter』。 「Omm」はマルタ語で「母」と訳します。 至ってシンプルな機能ながらも、有りそうで無かった、五感を刺激するツールであり、実際に使用してみると想像を遥かに超えた喜びを感じるに至りましたので、ここに紹介…

LAMYサファリの万年筆に色彩雫『月夜』を装填する

先日購入したLAMY サファリの万年筆ですが、付属していた標準カートリッジ式のインキが切れてしまいました。 切れるまでに思ったより長持ちしましたが、インキは消耗品なので取り替える必要があります。 万年筆ライクなブルーのインキが気に入ってはいたもの…

AmazonのFire 8G タブレットが激安コスパ最強との事で買いました

先日開催された年に一度開催されるAmazonの大型セール、プライムデーでAmazonが手がける激安タブレットFire(8G)が3,480円と価格破壊状態にあったので、モノは試しと思い買ってみました。 Kindle Paperwhiteの時よろしく、ネットではすでに語り尽くされてい…

手書きの家計簿をマネーフォワードに移行。手書き家計簿とメリット・デメリットを比較します

当ブログを開設した頃、手書きの家計簿を礼讃する記事をいくつか書きました。 実際に手書きの家計簿を付ける事で、多くのお金を貯蓄に回す事に成功しましたが、密かに家計簿管理をマネーフォワード(MoneyForward)へ移行してから、早6ヶ月が経過しました。…

無印良品の単行本ノートの使い方/コスパ最強の仕事用ツールとして

仕事用のノートとして、無印良品の単行本ノートを愛用しています。 最初は見た目重視で買った訳ですが、使い込んでみると、これが意外と実用的だったので紹介したいと思います。

Kindle端末のキャンペーン情報の要否と無料3G回線の必要性について

Kindle端末を安く購入したい場合、キャンペーン情報表示の有無と、3G回線の要否との組み合わせで、端末購入価格を安く抑える事ができます。 私は先日、キャンペーン情報無し+3G回線のオプションにてKindle Paperwhiteを購入しましたので、Kindle端末購入…

紙の本が好きな読書家が電子書籍リーダーKindleを手にした理由

本は紙派を豪語していた私ですが、この度、Amazonが出荷/発売をしている、Kindle端末(具体的には、Kindle Paperwhite)を購入した事をここにご報告致します。 紙媒体にこだわっていた私の心境の変化と、端末購入にかかる諸葛藤について、せっかくなので赤…

Amazonプライム無料体験中に有料会員(本会員)に移行する方法

今月のはじめ、1週間強の出張を機に、前から気になっていたAmazonプライム会員サービスの無料体験を試行してみました。 無料体験を試そうと思ったのは、Amazonプライム・ビデオで配信されている、ドラマ版『孤独のグルメ』や、個人的に大好物な和製スチーム…

『また、同じ夢を見ていた』住野よる/幸せとは何か、もう一度考えよう。

諸事情あって、ブログの更新も読書の継続もしばらく出来ていませんでした。 そんな私がもう一度読書を再開するきっかけとなったのが、本書『また、同じ夢を見ていた』です。 著者の住野よるの作品は、処女作である『君の膵臓をたべたい』を読んで以来大ファ…

LAMYサファリのスケルトン万年筆/脱・ボールペン初心者にもおすすめ

文房具が大好きで、取り留めの無いことまでノートに手書きで記録したり、書き留めたりしています。 これまでは、特にこだわりのないペンで文字を書き連ねていたのですが、どうせなら一筆入魂、と思い切って万年筆を購入してみました。 実はこれまでに雑誌の…

アラサーのサラリーマンが今年買って良かったモノ15選+α(2015年版)

気づけば、今年も残すところあと僅かとなりました。 華の学生生活を終え、社会人になってからというもの、毎年この季節になると時間の流れの速さに驚かされます。 今年は多くの大きな買い物をした年でした。買ってよかったモノ、買って後悔したモノ、色々あ…

深謝『ブログ1周年』累計アクセス50万PV超、月間10万PV超

当ブログ『アイスハート』は、2015年11月10日を以て開設1周年を迎えました。心より深謝申し上げます。 私も齢を1つ重ねましたが、インターネットという電子の海原にたゆたう私のブログも季節を一周巡った事を思うと、感慨深いものがあります。 せっかくです…

『ちょっと今から仕事やめてくる』北川恵海/仕事が憂鬱になった時に読みたい、社会で生きることの意味を知る小説

2009年4月、満を持して大学を卒業した私は、とある企業に就職しました。 諸々の事情が有り、急遽就職活動を開始した私にとっては就職活動そのものに非常に苦しみ、それなりに苦労してやっと得られた内定でした。 「これから約40年この企業で働き、い…

『君にさよならを言わない』七月隆文/切なくも温かい涙が頬を伝う、感動の連作短編集

あまり新刊の本は買わない方ですが、先日、買い物に出かけた際に初めて訪れた本屋さんで時間つぶしをしていた際に目に入ったのが、本書『君にさよならを言わない』です。 『僕は明日、昨日の君とデートをする』で期待が寄せられた七月隆文の第2作目です。 …

『原発ホワイトアウト』若杉冽/電力事業にまつわる内情を語る小説形式の告発本

2011年3月11日。日本に未曾有の危機をもたらした、東日本大震災。 その地震の揺れは、当時私が住んでいた三重県にまで及びました。ゆっくり動く赤べこの様にふらふらと、まるで突然高熱を発した時のような感覚に陥り、天井を見上げるとそれぞれのデス…

『乳と卵』川上未映子/男には分からない女性の側面を綴る文芸作品

どちらかというと大衆文芸を好んで読むのですが、古書店をぶらついていた時にふと目に飛び込み買ったのが本書『乳と卵』。 男性作家の作品の方が好きな傾向にありますが、今年に入ってからは女流作家の作品も少なからず手に取るようになりました。 川上未映…

銀行業務検定試験・証券3級の勉強方法と資格の難易度

前回の金融コンプライアンス・オフィサー2級に引き続き、今回は証券3級の試験を受験しました。 銀行業務検定試験全般に言えることですが、世間からするとメジャーな資格ではなく受験記録の情報も少ないので、私の受験体験をここに残します。 この記事がこ…

『吉祥寺の朝比奈くん』中田永一(乙一)/ちょっぴりホロ苦な青春恋愛短編集

既に著者である本人も公認している話ですが、中田永一は鬼才の現代作家・乙一の別名義です。 本書を購入したのは、実は今から3年以上前の事です。その頃の私は、プライベートな事情で精神的に参っていて、本の中へ逃げ込みたい思いで手に取った事をよく覚え…

ハイマウントTRUE UTILITYのキーツールでさり気ないお洒落と便利を

本以外の物が増える事をあまり良しと思いませんので、あまり細々とした物は買わない主義でしたが、なんとなく男心をくすぐるアイテムを見つけてしまい、つい衝動買いしてしまいました。 その名もハイマウントTRULE UTILITY『キーツール』。Amazonで900円…

『天使の囀り』貴志祐介/何かに支配される事の恐怖を描くホラー小説

貴志祐介は私の最も好きな作家のうちの一人で、今年に入ってから『新世界より』に引き続き2作品目として手に取った作品が、本書『天使の囀り』です。 『新世界より』は単行本にして3冊に渡る超長編のSF作品でしたが、本書はかつて読んだ『クリムゾンの迷…

『きみはポラリス』三浦しをん/様々な恋と愛、星が瞬く夜空から自分だけのポラリスを見つけたい。

仕事とプライベートの変化により、生活のリズムが少々崩れておりました。 読書が進む時は、体調や心理状態が安定している時であり、現に9月は思うように本が読めませんでしたが、少しずつ読書の秋への流れに乗る事ができるようになった様子です。 さて、今…

『はじめての文学』宮本輝/二度と戻らない少年・青春時代の思い出

『私が青春を共にしたおすすめの小説ランキング50』でも紹介している『はじめての文学』シリーズ。(そちらでは村上春樹の作品を紹介しました。) 単行本で刊行されているため、文庫本と比較して割合ではありますが、絶妙なサイズ感で小学校の頃に手にした…

『四畳半神話大系』森見登美彦/ボロアパートに住まう若者の畳の並行世界

気に入った作者を見つけては、その作者の他作品を読み漁ってしまう癖があるため、なるべく多くの作者の本を選ぶことを誓った昨今。 『夜は短し、歩けよ乙女』では森見登美彦という小説家から大きな衝撃を受けました。 そして、結局他作品も是非読んでみたい…

『ストロボ』真保裕一/活字の写真で振り返る一流カメラマンの過去と未来

以前勤めていた会社の上司と、おすすめの本や読書について意見交換をする際、ひょんな事から話題になった真保裕一。 元上司曰く、山岳小説が好きだと言うことで、青春を共にした小説ランキングベスト50でも紹介している、真保裕一の『ホワイトアウト』が好…

『君の膵臓をたべたい』住野よる/タイトルの意味を知る時、号泣する

何か心境に変化があったとかそういう事は特にないのですが、今年に入ってから、恋愛小説をよく読むようになりました。 今回読んだのは、住野よる『君の膵臓をたべたい』。本作品は恋愛小説として取り扱っていい物か分かりません。高校生ならではの青春も感じ…

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